9月19日(土)、東京・自由劇場(港区・浜松町)においてミュージカル『コーラスライン』が初日を迎えた。本作は、ダンサーたちが実際に語った身の上話を基に、振付家マイケル・ベネットがミュージカルに再編成した作品。ミュージカルの聖地と呼ばれるブロードウェイで、仕事を求めてオーディションを渡り歩くコーラスダンサーたちの人生が描かれている。
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豪華な装置もきらびやかな衣裳もない、1本の白いラインが引かれただけの舞台。そこで語られるダンサーたちの告白とひたむきな舞台への祈り。従来のミュージカルとは一線を画す異色のバックステージ・ミュージカルである本作は、1975年のブロードウェイ初演以来、世界20カ国以上で上演。劇団四季での初演は1979年。すべての配役をオーディションで決定するという、当時では異例のキャスティング方法で舞台制作は始まった。それは正に“コーラスライン”そのもの。以来35年以上に渡って上演は重ねられ、今回の公演で通算上演回数2000回を達成する。
ダンサーたちの生き様が、多くの観客の心をとらえて止まない本作。劇団四季ミュージカルの原点ともいえる感動と迫力の舞台に乞うご期待!
ミュージカル『コーラスライン』は、11月23日(月・祝)まで、東京・自由劇場(港区・浜松町)にて上演。
撮影:下坂敦俊