劇団青年座スタジオ公演№117『二人だけのお葬式』が、2015年9月17日(木)より東京・青年座劇場で幕を開ける。青年座スタジオ公演は「劇団員ならば誰でも企画を立てることができる」という公演形態の舞台。本作では、青年座文芸部の金澤菜乃英が自ら企画し、演出家デビューを果たす。
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本作は、劇作家吉永仁郎の戯曲の中で、唯一舞台となっていない作品。1997年に演出家渡辺浩子の依頼で書き下ろされたが、渡辺の逝去により上演されることなくお蔵入りしていた。
物語は、岡本太郎の母で、間もなく死を迎える岡本かの子、その夫一平、同居人・新田亀三の奇妙な三角関係を軸に、時代を行き来しながら展開していく。「誰にも知らせないで」というかの子の遺言を守るべく、一平と新田は、二人だけでかの子のお葬式をすることになったのだが・・・。
岡本かの子役には津田真澄、夫一平役に、山路和弘、かの子の愛人で夫婦と同居生活を送る新田亀三役に綱島郷太郎。ほか、今年青年座入団の松田周と文学座より佐川和正を迎えて強力なキャストが集結。
『二人だけのお葬式』は、9月17日(木)~23日(水)、東京・青年座劇場にて上演。