ジョージ・クルーニーが監督し、2005年に公開された話題作『グッドナイト&グッドラック』がブロードウェイで舞台化されることとなり、‟名優ケヴィン・スペイシー(『ハウス・オブ・カード 野望の階段』)が主演するのでは?”と報じられていることがわかった。米BROADWAY.COMが伝えている。
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『グッドナイト&グッドラック』の主人公は、米CBSで活躍した実在のニュースキャスター、エド・マロー。米ソの冷戦が激しさを増す1950年代、ジョセフ・マッカーシー上院議員が中心になって推し進める赤狩り(「マッカーシズム」)が吹き荒れるなか、一般の市民のみならず、マスコミさえもが政府の取り締まりに脅えて沈黙してしまう。そんな中、エドとプロデューサーのフレッド・フレンドリーは、番組内でマッカーシーの虚偽を暴き、彼こそが自由の敵であると糾弾。これに黙っていないマッカーシー側も、CBSへ圧力を掛けてくるようになるのだが…というストーリー。
舞台版にケヴィンが出演するとなれば、主役エドを演じるとのことで、ケヴィンにとってブロードウェイへの復帰は、2007年に上演された『日陰者に照る月』以来のこととなる。そして、舞台版の監督候補として、現在、ロンドンのオールド・ヴィック・シアターを監修するマシュー・ウォーチャスの名前が浮上している。彼は、映画『パレードへようこそ』(2014年公開)を監督し、映画『恋はデジャ・ブ』をミュージカル化する作品で演出を手掛けることになっている。