17年ぶりの日本版上演となるロマンチックラブコメディ・ミュージカル『グッバイ・ガール』。2015年3月30日(月)、東京都内スタジオで、新たに主演を務める紫吹淳と岡田浩暉がスチール撮影を行う様子が公開された。
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本作は、NY・マンハッタンを舞台に、男運ゼロのシングルマザー・ポーラ(紫吹)と変わり者の売れない役者(岡田)が結ばれるまでをコメディ・タッチで描いたロマンチックラブストーリー。『おかしな二人』『ロスト・イン・ヨンカーズ』などで知られる米国の劇作家・脚本家のニール・サイモン作品らしい洒落たセリフや、何気ない日常の中にある人間の面白さや切なさが詰まった本作は、観た人をあたたかい気持ちにさせてくれる作品だ。
この日は、紫吹と岡田が本作のポスターやパンフレットに使用するためのスチール撮影を行う様子を報道陣向けに公開。舞台『風と共に去りぬ』や辻仁成の朗読劇『その後のふたり』などで共演経験のある二人は、ポーズを取りながらも自然と会話を交わしていた。会話を楽しむあまり、カメラマンからOKが出ているのに気がつかず、驚く一幕も。仲の良い二人が作り上げる本作への期待が高まる撮影となった。
スチール撮影を終えた二人は、そのまま報道陣のインタビューに応じることに。楽しげに撮影を振り返り、紫吹が「舞台上で共演するのは『風と共に去りぬ』以来ですよね」と言うと、岡田は「二人とも群馬県の太田市出身で、同郷なんですよ!そういったこともベースにあって…」と仲の良さの源を明かした。
さらに、お互いの印象について質問をされた岡田は「宝塚の時は男役をされていたので、もっと男っぽいしっかりされた感じの方だと思っていたんですけど、共演した『風と共に去りぬ』のメラニー役は、今まで共演させていただいた女優さんの中でも一番素敵な女性像だなと思った」と回答。紫吹も「(共演する前は)『見た目の印象も含めてソフトな感じだけど、実際はどうなのかな?』と思っていたのですが、本当にその印象のままで、爽やかで、いつまでも“群馬の少年の心”を持っている感じで、いつもその秘訣を聞いているんですよ」と返していた。
最後に、岡田が「『グッバイ・ガール』はストーリーも面白いし、脚本も面白いし、役者さんも演出のみなさんも素晴らしいし、2回観たくなるミュージカルにしたい」と意気込みを語ると、紫吹も負けじと「3回観てもらいたい(笑)」とコメント。「『(エンディングの)この先が見たい』『もう1回みたい』とかき立てられるような作品に仕上げたい」と本作への思いを明かした。
紫吹淳と岡田浩暉が、子持ちのダンサーと売れない役者に扮するラブコメディ・ミュージカル『グッバイ・ガール』は、東京国際フォーラム ホールCにて2015年8月7日(金)から23日(日)まで上演予定。チケットの一般発売は4月25日(土)10:00から。