売れない役者と子持ちのダンサーが恋に落ちる、ユニークでシンプルなロマンチックラブコメディ・ミュージカル『グッバイ・ガール』が、2015年夏、東京国際フォーラム ホールCにて上演されることが決定した。本作は米国の劇作家・脚本家のニール・サイモン(『おかしな二人』『ロスト・イン・ヨンカーズ』『ブロードウェイから45秒』ほか)の作品である。
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ニューヨークの78番街。愛人トニーに捨てられたポーラは娘のルーシーの生活費のため、再びダンサーに戻る決意をする。そんな中、トニーから部屋を譲り受けたエリオットという男が強引に部屋に入り、話し合いを要求する。渋々ルーシーの部屋を明け渡したポーラだったが、母娘はこの風変わりな同居人の生活に振り回されることに…。
本作は、1977年に米国で映画化され、エリオット役のリチャード・ドレイファスがアカデミー賞主演男優賞を受賞。その後、1993年にミュージカル化され、主演を務めたマーティン・ショートとバーナデット・ピーターズは共に本作でトニー賞男優賞と女優賞にノミネート。日本では1996年から上演され、1996年は石井一孝と剣幸、1997年は小堺一機と日向薫、1998年は小堺一機と剣幸の主演で上演されている。
実に17年振りとなる日本版の上演において、上演台本と演出を手掛けるのは、ミュージカル初挑戦であり、ニール・サイモンの大ファンであるマキノノゾミ。主役のシングルマザー・ポーラ役を演じるのは、元宝塚トップスターの紫吹淳。男を見る目がなく不器用で、娘からも心配されている憎めない女性を演じる。今回の出演について紫吹は「グッバイ・ガールの主演が決まり、本当に嬉しく思います。最近はバラエティー番組に出演させて頂くことも多くなっておりますが、やはり私の原点は舞台!!全身全霊心を込め最高のパフォーマンスで皆様に素敵な時間を過ごして頂けますよう頑張ります」とコメントしている。
もう一人の主役、男気があるが変わり者という一癖ある男性・エリオット役を務めるのは、舞台、映画やドラマと幅広く活躍する岡田浩暉。「ニール・サイモンのブロードウェイミュージカル。なんとテンションの上がるフレーズなんでしょうか。それを大のニール・サイモン好きのマキノノゾミさんの翻訳、演出。そして気心知れた大好きな女優・紫吹淳さんとの共演。2015年の夏、最高のミュージカルを東京国際フォーラムからお届けします」と喜びを口にしている。(その他のキャストは順次発表)
『グッバイ・ガール』2015年8月7日(金)~23日(日)、東京国際フォーラム ホールCにて上演される。チケット一般発売日は2015年4月25日(土) 10:00から。