『スタートレック』シリーズのヒカル・スールー役でアジア系俳優の先駆者的存在となり、人気ドラマ『HEROES/ヒーローズ』にカイト・ナカムラ役で出演したジョージ・タケイ。78歳にしてツイッターで多くのフォロワーを獲得し、新たな分野を開拓し続ける彼が、ミュージカル『Allegiance』でブロードウェイ・デビューを飾ることが明らかとなった。
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米BROADWAY.COMによると、2012年、カリフォルニア州サンディエゴのワールド・プレミア・プロダクションが製作・上演した『Allegiance』が、ブロードウェイで再演される形となる。Allegiance=忠誠という意をもつ本作は、1940年代の第二次世界大戦中、日系3世として強制収容所で過ごしたジョージの実体験を基にしたストーリー。彼は、大戦を戦った退役軍人サム・オオツカを演じる。真珠湾攻撃60周年を記念して、若いジャーナリストのインタビューを受けることとなったサムが、強制収容所で過ごした日々を語り出す。まだ幼かったサムと姉のケイは、日本人である家族への忠誠心と米国への愛着心との狭間で揺れ動くこととなる…。
米The New York Timesのインタビューで、ジョージは「『Allegiance』は、私の遺産となるプロジェクトだと思っています。アメリカの黒歴史が、初めてブロードウェイのステージで上演されることになるのです」と語っている。オールド・グローブ・プロダクションによる『Allegiance』は、シューベルト劇場にて、2015年10月6日(火)からプレビュー公演が始まり、11月8日(日)に本公演が開幕予定。