個性的な野良猫たちが都会のごみ捨て場を舞台に、舞踏会を繰り広げる大人気ミュージカル『キャッツ』。本作の作曲を手がけた演劇界の重鎮アンドリュー・ロイド・ウェバーが、『キャッツ』をブロードウェイで上演したいと語っている。またその主役に人気ポップグループ「プッシーキャット・ドールズ」のリーダー、ニコール・シャージンガーを希望しているようだ。
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米BROADWAY.COMによると、本作は現在、ロンドンのウェストエンドでリバイバル公演中。主役の娼婦猫グリザベラ役をニコールが演じていることでも話題を呼んでいる。ニコールは、ハワイ州ホノルル出身。2001年のオーディション番組『Popstars』で見出された。その後、女性5人組グループ「エデンズ・クラッシュ」でデビュー、前述の「プッシーキャット・ドールズ」のリーダーを務める一方、人気オーディション番組『Xファクター』アメリカ版で審査員を務めたり、ニール・パトリック・ハリス(『ママと恋に落ちるまで』)が監督を務め、ハリウッドボウルで上演された舞台『RENT』に出演するなど、ソロとしても積極的に活動している。
ロンドン公演開幕の際、アンドリューがインタビューで「ニコールは100万に1人の逸材です。ブロードウェイでも彼女が登板してくれることを願っています」と語っている。本作がブロードウェイで復活するにしても、古巣のウィンターガーデン劇場では、11月2日(月)より『スクール・オブ・ロック』のプレビュー公演が始まるため、新しい劇場を探すことになりそうだ。『キャッツ』のブロードウェイ公演の日程は、今のところ発表されていない。
『キャッツ』のロンドン公演は、ロンドン・パラディアムシアターにて4月25日(土)の閉幕まで上演される。ニコールは2月9日(月)まで登板することになっている。