2015年3月21日(土・祝)から東京・自由劇場にて劇団四季のファミリーミュージカル『魔法をすてたマジョリン』 が上演される。1982年にニッセイ名作劇場として公演がスタートした本作は、初演以来1000回以上の公演回数を数え、劇団四季のファミリーミュージカルの中でも特に人気の高い作品となっている。
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主人公は“123歳の小学生”マジョリン。魔女の世界ではまだ子どものマジョリンは好奇心旺盛な少女。カラスの乳母・ブツクサスの心配をよそに、年に一度の大人だけが参加できる「魔女の夜祭り」に忍び込んだ所を見つかり、冷酷な魔女の頭目オカシラス率いる魔女たちのカクテルの材料にされる羽目に…。その事態から逃れる術はただ1つ。 一週間後に行われる魔女の検定試験に優秀な成績で合格すること。マジョリンは試験勉強として「一日一善」ならぬ「一日一悪」に励むため、早速ブツクサスと人間の村に出かけ、魔法で村人を困らせようとするのだが、村の青年・ダビットに恋をしてしまい…。
劇中では、客席芝居やフライング、そしてけれん味ある「ぶっ返り」(一瞬にして衣装を替える、歌舞伎の引抜の手法)を採り入れた演出が随所に施され、“1番厳しい観客”である子どもたちは勿論、大人が観ても充分に楽しめる内容に仕上がっている。
なお、“ファミリーミュージカル”という位置付けの本作は、通常の四季作品よりチケット料金も低めに設定されており、春休みに家族で観るミュージカルとしてお薦めしたい一本だ。
劇団四季『魔法をすてたマジョリン』は2015年3月21日(土・祝)~ 4月5日(日)に東京・自由劇場にて公演。チケットの一般発売は1月24日(土)より。(四季の会会員のチケット販売は1月18日から)
撮影:荒井健