2014年2~3月に赤坂ACTシアターで上演された舞台『9days Queen~9日間の女王~』のオリジナルサウンドトラックが発売中だ。
本作の主人公は、イギリス史上最も美しく、最も聡明と言われている“ジェーン・グレイ”。在位期間わずか9日間の女王の物語は『ジャンヌ・ダルク』で初舞台を踏み鮮烈な衝撃を残した堀北真希が再び主演し、大きな話題となった。
ジェーン・グレイは幼い頃から威圧的な両親の元で育つが、やがて乳母とともに離れヘンリー8世の未亡人キャサリン・パーの宮殿で王女メアリー1世やエリザベス1世と共に貴族としての教育を受けることになる。そこで家庭教師のロジャー・アスカムと出会い、良き理解者を得て勉学だけでなくさまざまな経験をする。しかし、王位継承権を持つ彼女は時代と運命という濁流に飲み込まれるように政略結婚をさせられ、ついには女王へと追い立てられてしまう。王位を巡る争いの中、16歳の彼女が唯一自分自身の意思で決めたこと。それは断頭台へ向かうことだった…。
共演には、家庭教師ロジャー・アスカムに上川隆也の他、成河、江口のりこ、田畑智子、浅利陽介、姜暢雄、朴ろ美(ろは王偏に路)、神保悟志、晴海四方、久世星佳、銀粉蝶、田山涼成など個性豊かな演技派キャストが顔を揃える。
演出は読売演劇大賞を連続受賞し精力的な活動を続ける白井晃、脚本は2013年の文化庁新進芸術家派遣制度によるイギリス留学を経て、アクティブに活躍する青木豪が手掛けた。
また印象的な音楽は、パリを拠点に世界で活躍する三宅純。本作のオリジナルサウンドトラックは劇場限定で販売され完売となっていたが、このたび全国発売された。三宅は10月に有村架純主演で再演される『ジャンヌ・ダルク』でも音楽を担当し、注目を集めている。
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運命とひたむきに対峙する美しき女王の最後を、音楽を通して再び振り返ってほしい。
舞台『9days Queen~9日間の女王~』オリジナルサウンドトラックは、ポニーキャニオンより\3,000+税で発売中。