クリント・イーストウッド監督の最新作『ジャージー・ボーイズ』が9月27日(土)に公開される。
『ジャージーボーイズ』とは、世界観客動員数2000万人を超え、演劇界の最高峰トニー賞受賞した大ヒットジュークボックス・ミュージカル(=公演のために書き下ろした曲でなく、既存の楽曲を使ったミュージカルのこと)。代表曲「Sherry」を初め、半世紀を経てなお世界中で愛されるザ・フォー・シーズンズの名曲と共に、4人の若者の友情と夢、栄光と挫折そして再生の実話を描いた作品である。現在もブロードウェイやウエスト・エンドで繰り返し上演されている本作を基に、同じ時代を生きた名匠イーストウッドが映画化した。
犯罪が日常茶飯事の、ニュージャージーで最も貧しい町に暮らす青年たち。金も、コネもない彼ら4人の若者にあったのは、神から与えられた歌声と、曲を作る才能、そして見事に息の合った完璧なハーモニー。それだけを武器に、彼らは一躍トップスターへと駆け上がり夢のような栄光を掴む。だがその裏側で生まれたグループ内の嫉妬、裏切り、借金、グループの崩壊、そして最愛の家族の喪失…。絶望の先に生まれた名曲「君の瞳に恋してる」、そして彼らを再び音楽が結びつけ――。
出演はジョン・ロイド・ヤング、エリック・バーゲン、マイケル・ロメンダ、ビンセント・ピアッツァ、クリストファー・ウォーケンほか。“ザ・フォー・シーズンズ”の真実の物語を描く感動のヒューマン・ドラマ、映画『ジャージー・ボーイズ』は、今秋9月27日(土)丸の内ピカデリー、新宿ピカデリー他、全国ロードショー。
なお、本作公開に先駆けてイーストウッド監督を父に持つ、ジャズ・ベーシストのカイル・イーストウッドの来日が決定。今月9月17日(水)~19日(金)の3日間、ブルーノート東京でライブを行う予定だ。抜群の音楽センスと、父親ゆずりの精悍なルックスを併せ持ち、ベース・テクニックと曲作りの才能で幅広いファンを持つカイル。映画『父親たちの星条旗』では作曲、演奏ともに全面的に関わり、2008年には『グラン・トリノ』の音楽がゴールデングローブ賞最優秀主題歌賞にノミネートされている。本作『ジャージー・ボーイズ』でも音楽に携わっているカイルの来日公演にもぜひ注目してほしい。
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