2017年8月30日(水)に東京・銀座 博品館劇場にて『イケメン戦国 THE STAGE』~織田軍 VS “海賊”毛利元就編~が開幕する。本作は、女性向け人気スマホ恋愛ゲーム「イケメン戦国◆時をかける恋」の舞台化第2弾。今回は毛利元就が登場するアナザーストーリーを描く。
原作ゲームとしてはまだ登場していない新キャラクター・“悪の華”毛利元就役を演じるのは、原嶋元久。そして “ドS×唯我独尊”織田信長役として前作より小笠原健が引き続き登場する。久しぶりの共演となる二人に、お互いのことや役への取り組みなどについて聞いた。
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――いよいよ、舞台『イケメン戦国』の2作目が始まりますね。初演のこと、思い出しますか?
小笠原:思い出しますね~。テンションが上がります。
原嶋:僕も、前作を思い出してテンション上がってます。
小笠原:原ちゃんは思い出さないでしょ、今回初めて登場するのに(笑)。
原嶋:ははは(笑)。
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――原嶋さんは、映像では前作をご覧になりました?
原嶋:見ました!信長の台詞が印象的でした。冒頭の「天下人の女になる気はないか?」って一言、インパクトありましたね(笑)。
小笠原:なんで笑ってるんや(笑)。
――今回は、原嶋さんが演じる毛利元就が新キャラクターとして出てきますが、ゲームにはまだ出ていないキャラクターなんですよね。7月から放送開始になったTVアニメ『イケメン戦国◆時をかけるが恋ははじまらない』から登場していますが。
原嶋:そうみたいですね。僕は、今回いただいた毛利元就という役を演じることについて、そこに一番楽しみを感じているんです。アニメには登場していますが、舞台もゲームより先出しになるじゃないですか。それって、ある意味パブリックイメージがまだない状態とも言えますし。自分が演じることで「イケメン戦国」という作品の中での毛利元就像を作れるというのは、役者としてとても魅力を感じますね。
――小笠原さんは前作に続いてのご登場となりますが、前作を振り返って思い出されることってりますか?
小笠原:大変だった思い出は、たくさんありますね(笑)。初めて殺陣をやるとか、そもそも舞台出演が初めてという、全体的に若いカンパニーだったので。どうやって総合力を上げていくか、それが課題でした。初日とか、皆ガチガチで大変だったんですよ。
原嶋:そうだったんだ。
小笠原:そういう意味で、今回、原ちゃんが加わってくれると聞いた時は、心強かったです。何度か、原ちゃんの出ている舞台を拝見しましたが、役者として、すごいものを持っている人なので。しかも、今回主役なので、頼もしく思ってます。
原嶋:大絶賛じゃないですか、やばっ(笑)!
小笠原:俺もそういうことが言えるようになったんだよ~(笑)。
――お二人は、ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンの立海チームメンバーでしたが、共演されるのは久しぶりですね。
原嶋:ほんと、久しぶり!
小笠原:3年ぶりぐらい?
原嶋:テニミュを卒業してから、意外にも一作もなかったですからね。嬉しいです。
――少し時を経て共演されるからこそ、感じることってありますか?
小笠原:そうですね・・・、原ちゃんは癖の強い役者なんで、今回見ていて悪役が似合うなあと。きっと、どっぷり役作りした姿を見れると思いますよ。俺に対しても、どうやってぶつかっていこうかと言ってましたから。だから、俺もこの3年の間に成長したところを見せたいですよね。強くなったぞ、というところを(笑)。
原嶋:僕は~・・・健さんの怖い面も知っているので(笑)。
小笠原:なんで!怖くないじゃん(笑)。
原嶋:健さんは、切り替えがすごく激しいんですよ。普段は、僕らにとってお兄ちゃんのような、パパのような存在なんですけど。稽古が始まったら、厳しい。厳しいというか、空気が変わるんです。そのチクチクする感じとか、思い出しましたね。それを感じると、僕もがんばらなきゃなって、気が引き締まります。今回の物語も、毛利元就にスポットが当たっていますが、実質、お話の中心にいるのは織田信長だと思うので。負けないように、一生懸命がんばらなきゃいけないなと思っています。
――前作も、小笠原さんの演じる織田信長は圧倒的な存在感がありました。
原嶋:すごかったですよね。それから、織田信長役が似合うんですよね~。映像で観ただけでも、すげーっ!ってなりました。似合ってるし、かっこいいし、ハマり役だなって。
小笠原:そう言ってもらえると嬉しいね。
――原嶋さんが演じる毛利元就は“海賊”という際立った個性を持った武将ですが、原嶋さんは役にどんな印象をお持ちですか?
小笠原:俺ねえ、キャラクター設定を初めて読んだ時、「ああ、原ちゃんだなあ」と思ったよ。
原嶋:え、マジっすか?
小笠原:なんかね、二面性があるんですよ。
原嶋:はははは(笑)!でも、自分でもそう思うかも。共感しかないです(笑)。そういう、共通点を感じるというバックボーンもありますし、史実にインスピレーションを得ながら、役作りを深めていけたらいいなと思っています。
――「イケメン戦国」に出てくる武将は実在の人物をモデルにしながら、ゲームのキャラクターとして個性が加えられていますよね。毛利元就は「悪の華」、織田信長が「ドS×唯我独尊」というキャラクターですが、ご自身を表現するとしたら?
小笠原:難しいですね・・・なんだろう。
原嶋:俺は~・・・「人間不信×臆病」かな。
小笠原:(爆笑)!ちょっと、それは人としてどうなの?!
原嶋:そうなんですよね~(苦笑)。
小笠原:でも確かに、割りと一匹狼なところあるよね。優しいしいいヤツなんだけど、近づきがたい雰囲気があるというか。良く言えば、芸術家肌というか。
原嶋:この人は大丈夫と思ったら、どーんといけるんですけどね(笑)。
――小笠原さんはどうですか?
小笠原:僕はなんだろうな、「マイペース×楽天家」みたいな感じかな。
原嶋:いいですね~、僕との差(笑)。
小笠原:原ちゃんとは、性格的には割りと真逆な感じがするよね。俺は皆でワイワイやるのが好きだったりするので。でも、原ちゃんは逆なので「皆で飲みに行くぞ」という時に誘うのが大変です(笑)。
――原嶋さん、誘っても来てくれないんですか(笑)?
小笠原:そうなんですよね~。
原嶋:稽古中にお酒飲むと、すごい罪悪感にかられるんですよ・・・(笑)。行く時は行くんですが。僕、人一倍できないので。人一倍やらないと。
小笠原:ストイックなところ、変わってないね。安心しました。
――舞台では、戦国武将同士のぶつかり合いや激しい殺陣の他に、原作が乙女ゲームということもあり、キュンとなるシーンもあります。お二人は、最近キュンとしたことありますか?
原嶋:僕、姪っ子がいるんですけど、その姪っ子の動画を姉がよく送ってくれるんです。それを見て「ああ、かわいい・・・」って毎日なってます。
小笠原:どういう動画なの?
原嶋:姉が絵本を読んであげているんですけど、何度も読んでるからもう覚えちゃっていて、姉がページをめくる前に自分でどんどんお話を進めちゃうんです。それがすごくかわいいんですよね~。
小笠原:子ども好きなんだ。
原嶋:好きですよ。姪っ子にはデレデレです(笑)。健さんは?
小笠原:俺は~・・・ゴルフショップ行って良いドライバーが買えたんです。その時、キュンとしましたね・・・。
原嶋:オヤジですね(笑)!
小笠原:それから、この間釣りに行って、魚釣れた時にキュンとしたね・・・。
原嶋:ジジイですね(笑)!!
――いろんな“キュン”がありますね。舞台では、お客さんが観ていてキュンとなるシーンがたくさんありましたが、今回も?
小笠原:これがね・・・結構難しいんですよ。
原嶋:僕も、映像を観ていてワーッ!ってなりました。キュンとするけど、ちょっと恥ずかしくなっちゃって、画面から離れちゃったり。
小笠原:稽古場だと、皆も「キャー!」とか「キュンキュンする・・・」とか言ってるからね(笑)。
――共演者の皆さんもキュンとしちゃうんですね。
原嶋:僕、今までこういう作品をやったことがなかったんですよ。とは言っても、そんなに照れとかもないんですけど。
小笠原:そんな原ちゃんを、俺は見守りたいと思います。
原嶋:運動会に来たお父さん、的な感じでね。
小笠原:お父さんも殺陣とかがんばるからね・・・って、お父さんポジション確立しちゃったよ(笑)。
――最後に、楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いします。
小笠原:前回、真田幸村編ですごく好評をいただいて、千秋楽で続編決定を発表した時、皆さんからたくさんの喜びの声をいただいたんですね。今回も、いろんなエンタメ要素が入っていますし、殺陣もめちゃくちゃかっこいいです。終わった後どうなるかわかりませんが、皆さんがまた「続編が観たい」、作り手も「続編をやりたいな」と思ってもらえるような作品づくりをして、劇場でお見せしたいと思います。
原嶋:前回出演された皆さんからいろいろな話を聞いて、たくさんの人に愛されている作品なんだなと改めて感じました。今回は、続編の主演として参加させていただくので、人一倍、一生懸命がんばって、2作目としてお客様に楽しんでもらえるような舞台にしたいと思います。それに尽きますね。
◆公演情報
『イケメン戦国 THE STAGE』~織田軍 VS “海賊”毛利元就編~
8月30日(水)~9月3日(日) 東京・銀座 博品館劇場
【原作】CYBIRD「イケメン戦国◆時をかける恋」
【脚本・演出】宮城陽亮
【出演】
毛利元就 原嶋元久
織田信長 小笠原健
明智光秀 橋本全一
石田三成 天野眞隆
徳川家康 杉山真宏(JBアナザーズ)
豊臣秀吉 緑川睦
水崎舞 早乃香織
顕如 鷹松宏一
猿飛佐助 早乙女じょうじ
伊達政宗 米原幸佑
剣舞衆
財前優一、和田将吾、久保田幸貴、黒田歩夢(以上JBアナザーズ)、工藤博樹、岡本祐介、合田孝人、渡辺誠也、町田達彦、福地慎太郎
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(C)2015 CYBIRD (C)2017 イケメン戦国 THE STAGE 製作委員会
(撮影/エンタステージ編集部)