沢尻エリカ×六角精児の異色タッグで『ピグマリオン』上演決定

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2024年に『欲望という名の電車』で舞台デビューを果たした沢尻エリカが、次なる作品としてノーベル賞作家ジョージ・バーナード・ショーの傑作喜劇『ピグマリオン-PYGMALION-』の主人公・イライザ役に挑むことが決定した。公演は2026年1月20日(火)の東京建物 Brillia HALLを皮切りに、名古屋、北九州、大阪にて上演される。

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目次

『マイ・フェア・レディ』の原作、不朽の傑作喜劇

『ピグマリオン』は、シェイクスピアに次ぐ英国人劇作家と称されるジョージ・バーナード・ショーが1912年に執筆した不朽の名作。オードリー・ヘプバーン主演の映画『マイ・フェア・レディ』や、『プリティ・ウーマン』の原作としても知られ、今なお世界中で愛され続けている。

物語は、ロンドンの花売り娘イライザが、音声学者ヒギンス教授の厳しい訓練を経て上流階級のレディへと変貌していく姿を描く。名作ミュージカル『マイ・フェア・レディ』のロマンティックな結末とは異なり、本作では教養を身につけたイライザが自らの意志で人生を選択する、真の結末が描かれる。

沢尻エリカがイライザ役に!演出は英国演劇界の重鎮

演出は、英国演劇界の重鎮ニコラス・バーター。世界的な名門校・英国王立演劇学校の校長を15年に渡り務め、アンソニー・ホプキンス、ケネス・ブラナー、トム・ヒドルストンなど多くの名優を輩出した巨匠が来日し、本作を手掛ける。

数々の名優が演じてきたアイコニックな主人公イライザ役に挑むのは、沢尻エリカ。舞台初出演にして初主演を務めた『欲望という名の電車』で主人公ブランチを熱演した彼女が、本作で初の英国喜劇に挑む。イライザを変貌させるヒギンス教授役には六角精児が決定。沢尻イライザと六角ヒギンスという、異色の最強タッグがどのような化学反応を見せるのか注目だ。

このほか、上流階級の青年フレディ・エインスフォードヒル役を橋本良亮が務めるほか、清水葉月、玉置孝匡、市川しんペー、池谷のぶえ、小島聖、春風ひとみ、さらに平田満といった、豪華な実力派俳優陣が集結した。

あらすじ

音声学のヒギンス教授は、ある雨の夜、コヴェントガーデンの路上で花売り娘のイライザと出会う。ロンドン訛りが強烈で教養の一欠片もないイライザ。そのイライザの夢は路上の花売りではなく、花屋で働けるレディになること。

「この娘にたった6ヵ月で上流階級の話し方を身につけさせることは可能なのだろうか」

ヒギンスは面白い実験材料が見つかった!と喜び、盟友のピカリング大佐が協力して、イライザを徹底的に教育する日々が始まる。
過酷なレッスンを経て、ヒギンス教授とピカリング大佐の期待以上のレディに生まれ変わったイライザは、見事、社交界で大成功をおさめる。

そんな中、若い青年フレディはイライザの真の魅力に惹かれていく。

キャスト・スタッフ コメント

イライザ・ドゥーリトル役:沢尻エリカ

この作品に参加できることを本当に嬉しく思っています。
私が演じる主人公イライザは、下町で花売りとして生きてきたのですが、教養を身につけ自立した女性へと変わっていきます。このイライザの成長ストーリーは作品の見どころなので、注目していただけましたら嬉しいです。
舞台というのは生もので、キャストやスタッフ、そしてお客様がひとつの空間で一緒にお芝居を作る特別な場所だと思ってます。映像では味わえない世界観、それをぜひ体験してもらいたいです。
こんな素敵な作品に出会えて感謝しております。全身全霊、心を込めて作っていきたいと思います。皆さんもぜひ楽しみに待っていてください。

ヒギンス教授役:六角精児

ビジュアル撮影をした時に自分の衣装がかなりフォーマルな感じでしたので、やはり心してかからねばと思っております。この100年以上前に書かれた作品は、未来を予言していたというか、女性が自立を目指し、且つ自分らしく生きることを描いており、とても革新的。それを今、上演することで当時とは違った発見があるのではないかと思います。心に響く上質で味わい深い人間ドラマを共演者の皆さんと作り上げて参りますので、ご期待下さい。

フレディ・エインスフォードヒル役:橋本良亮

A.B.C-Zの橋本良亮です。この度、舞台『ピグマリオン』に出演する事になりました。
役はフレディ・エインスフォードヒルという人物を演じます。当時フレディを演じていた俳優のデビッド・ツリーさんは僕と同じ7月15日生まれでびっくりしました。何か勝手にご縁を感じています。
話を頂いた時に映画を拝見しましたが、映像もモノクロでストーリーにも引き込まれる感じが印象的でした。ご一緒させていただく素敵な俳優の皆様とこの舞台に立てる事すごく楽しみにしております。役柄としてはピュアでユーモアのある役なのでどんなフレディを演じられるのかが楽しみです。「マイ・フェア・レディ」の元ネタとなった作品でもある『ピグマリオン』、楽しく演じられたらと思います。ぜひご覧ください。

ピカリング大佐役:平田満

100年以上前の、しかもイギリスのお芝居、自分がやっていいんだろうか?と悩みましたが、なんとなく逆手にとった作戦のように思えてきました。100年たてば価値観も変わります。僕みたいな人間が上流階級ヅラしたり、言葉や生まれた環境を笑いのネタにすること自体、時代が変われば笑っちゃうことなんだろうな・・・と思います。そう考えたら、現代日本で100年前の『ピグマリオン』を上演することが、とても面白い企画に思えてきました。生まれながらの庶民で差別は大嫌いな僕ですが、皮肉に満ちた作品の中で、愚かで愛らしい登場人物になれるようがんばります。

演出:ニコラス・バーター

ジョージ・バーナード・ショーの最も有名なロマンティック・コメディが現代版として、輝かしい新訳により初めて日本の観客に届けられます。
沢尻エリカさんと六角精児さんを筆頭とする豪華な日本人キャスト、国際的にも著名な英国デザイナー、パメラ・ハワードによる舞台美術と共に制作できることを大変嬉しく思います。
シェイクスピア以来、英国で最も有名な劇作家、バーナード・ショーは、古代ギリシャの物語に着想を得ました。それは、彫刻家が少女の像を理想の女性へと変容させ、驚くべき結果を招きながら命を吹き込む物語です。
ショーは舞台を1930年代のロンドンに移し、上流階級の音声学者ヘンリー・ヒギンスがコヴェントガーデンの野菜市場で出会った若い花売りの娘を賭けの対象に選び、貴族として上流階級の言葉を話し、洗練され神秘的な美の模範として、上流社会に送り込もうとするのです。
ショーの卓越したアイルランド的ウィットと喜劇的創造力が、この独創的で驚きの旅路において最高潮に達します。イギリスの階級制度を批判しつつ、イライザが試練と苦難を乗り越え、笑いを誘う結果をもたらすのです。本作はショーの社会的挑発性とウィットが最も光る傑作であります。

『ピグマリオン-PYGMALION-』公演情報

公演情報
タイトル 『ピグマリオン-PYGMALION-』
公演期間・会場 【東京公演】2026年1月20日(火)~2月8日(日) 東京建物 Brillia HALL[豊島区立芸術文化劇場]
【名古屋公演】2026年2月13日(金)~2月15日(日) 御園座
【北九州公演】2026年2月21日(土)~2月23日(月・祝) J:COM北九州芸術劇場 大ホール
【大阪公演】2026年3月5日(木)~3月8日(日) SkyシアターMBS
スタッフ 作:ジョージ・バーナード・ショー
演出:ニコラス・バーター
翻訳:高田曜子
上演台本:須貝英
美術/衣裳:パメラ・ハワード
キャスト 沢尻エリカ
六角精児
橋本良亮
清水葉月
玉置孝匡
市川しんペー
池谷のぶえ
小島聖
春風ひとみ
平田満渡辺慎平 松谷翔一朗 ウラシマ 根橋そら 恩田晴菜 小山ういる

 

<MUSICIAN>

Cl./Fl./A.Sax.:土井徳浩(大阪公演:鈴木直樹)
Vn.:定村史朗
Acc.:藤野由佳
Dr./Perc.:和田啓

チケット情報 【東京公演】全席指定 14,000円(税込)
【名古屋公演】全席指定 14,500円(税込)
【北九州公演】全席指定 14,000円(税込)
【大阪公演】全席指定 14,000円(税込)
※未就学児入場不可<オフィシャル先行予約>2025年11月7日(金)~
<一般発売>2025年12月21日(日)10:00~
公式サイト https://pygmalion2026.jp/
公式SNS 公式X(Twitter):@pygmalion_2026
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