東京・日生劇場で2025年12月9日(火)に開幕する新作ミュージカル『十二国記 -月の影 影の海-』に主演する柚香光が、10月2日(木)に兵庫県の姫路文学館で開催中の「十二国記 山田章博原画展」(12月14日まで)を訪れた。

400点の展示に柚香光「胸が熱くなるぐらいパワーを感じた」
「十二国記」は小野不由美の大河ファンタジー小説で、約35年にわたって熱烈な支持を得ている人気シリーズ。我々が住む世界と、地球上には存在しない異世界で展開される壮大な作品の装丁や挿絵などを、漫画家でイラストレーターの山田章博が全て手掛けている。
展覧会では、それらの美麗な原画に加え、アニメ版の設定画、今回のミュージカルの関連資料など約400点を展示。同シリーズ本編の第一作『月の影 影の海』(新潮社)を原作とする舞台で、異界に連れ去られた後の主人公・中嶋陽子(ヨウコ)を演じる柚香は「原画で陽子さんの色々な表情を見ているうちに、胸が熱くなるぐらいパワーを感じました。この方を演じさせていただくのだなと改めて気合が入りましたし、多くの教えをいただき、改めて、本日原画展に来れたことが本当にありがたいです」と力を込めた。
オマージュビジュアルとして自身が再現した装画の原画を食い入るように見つめ、「色味がより深く、立体感と迫力が凄いと思います」と柚香。原画に描かれた数々のポーズを真似ながら館内を巡り、「役作りの参考になりますし、目に焼き付けて、シルエットや眼差し、身体の使い方も体現したいという思いが凄くあります」と意気込んだ。
昨年5月に宝塚歌劇団を退団した元花組トップスターの柚香は、東宝製作のミュージカルに初主演。人気小説の初ミュージカル化とあって「熱く強い思いをお持ちの原作ファンの皆様に、がっかりしてお帰りいただくことの無いよう、小野先生が描かれる小説の世界を求め、(演出の)山田和也さんのご指導のもと、ヨウコという役を深く深く学びながら役作りしていきたいなと思っています」と意欲をみなぎらせた。
ミュージカル『十二国記 -月の影 影の海-』は、2025年12月9日(火)から12月29日(月)まで東京・日生劇場にて上演後、福岡・大阪・愛知を巡演する。
(取材・文/坂東亜矢子、撮影/井川由香)
ミュージカル『十二国記 -月の影 影の海-』公演情報
公演情報 | |
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タイトル | ミュージカル『十二国記 -月の影 影の海-』 |
公演期間・会場 | 【東京公演】2025年12月9日(火)〜12月29日(月) 日生劇場 【福岡公演】2026年1月6日(火)〜1月11日(日) 博多座 【大阪公演】2026年1月17日(土)〜1月20日(火) 梅田芸術劇場 メインホール 【愛知公演】2026年1月28日(水)〜2月1日(日) 御園座 |
スタッフ | 原作:小野不由美「月の影 影の海 十二国記」(新潮文庫) 脚本・歌詞:元吉庸泰 音楽:深澤恵梨香 演出:山田和也 |
キャスト | ヨウコ(中嶋陽子):柚香光 陽子(中嶋陽子):加藤梨里香楽俊(らくしゅん):太田基裕・牧島輝(Wキャスト) 蒼猿(あおざる):玉城裕規 舒栄(じょえい):原田真絢 延王(えんおう):章平 景麒(けいき):相葉裕樹 |
チケット情報 | 東京公演料金(全席指定・税込) 平日 S席15,000円/A席10,000円/B席5,000円 土日祝日・千穐楽 S席16,000円/A席11,000円/B席6,000円 |
公式サイト | https://www.tohostage.com/12kokuki/ |
公式SNS | @toho_stage |


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