スペイン映画界の名匠ペドロ・アルモドバルによる傑作映画を原作としたミュージカル『神経衰弱ぎりぎりの女たち』が、望海風斗主演で日本初上演されることが決定した。
演出は第50回菊田一夫演劇賞を受賞した上田一豪が務め、2026年6月7日(日)より東京・日本青年館ホールにて、その後福岡、大阪、名古屋にて上演される。

トニー賞ノミネートの注目作が日本にやってくる!
原作映画は1988年に公開され、ヴェネツィア国際映画祭で脚本賞を受賞したコメディ作品。2010年にはブロードウェイでミュージカル化され、トニー賞3部門にノミネートされるなど世界中で高く評価された。
今回は、言葉と音楽の精密な設計と物語の推進力に定評のある上田一豪の演出により、日本初演を迎える。また、上田が「望海風斗主演に最もふさわしい作品」として強く推薦したことで企画が実現したという。
望海風斗×和希そら 初共演!実力派キャストが集結

主演の女優・ペパを演じるのは、圧倒的な歌唱力と表現力で観客を魅了する望海風斗。ペパの親友・カンデラ役には、2024年に宝塚歌劇団を退団し、本作で望海と待望の初共演を果たす和希そらが決定した。
また、ペパの恋人・イバンの元妻ルシア役に秋山菜津子、イバンの代理人弁護士パウリーナ役にミュージカル初挑戦となる長井短、そしてペパを翻弄する恋人・イバン役には14年ぶりのミュージカル出演となる高嶋政宏が名を連ねる。
さらに、溝口琢矢、黒川桃花、遠山裕介といった顔ぶれが集結し、濃厚なラテンミュージカルコメディを創り上げる。
あらすじ
女優のペパ(望海風斗)が電話のベルで目を覚ますと、恋人・イバン(高嶋政宏)が唐突に別れを告げる。「僕は君にふさわしくない」。
ペパは風変わりなタクシー運転手(遠山裕介)の助けを借り、彼のアパートへと向かうが、何週間も不在にしていることが判明。
イバンを探す女性がもう一人。元妻ルシア(秋山菜津子)。彼女は19年前に自分を捨てたイバンを訴えようと弁護士のパウリーナ(長井短)に相談をしている。しかし、実はイバンの新しい恋人がパウリーナ・・・!
意気消沈のペパは家に戻り、親友のカンデラ(和希そら)とお互いの悩みを分かち合う。そんな中、カンデラの恋人がテロリストとして指名手配され、イバンの息子・カルロス(溝口琢矢)とその婚約者マリサ(黒川桃花)が訪ねてきて、ペパは自分が妊娠していることを知り、更に思い詰めたカンデラがペントハウスのテラスから飛び降りてしまう・・・!
事態が混乱を極める中、それぞれの女性たちの行動が大きな事件を巻き起こす――。
キャストコメント
望海風斗(ペパ役)
待ってました! ドタバタ情熱ラブコメディ!!
仮の台本を読むだけでもはちゃめちゃで面白く、愛に振り回されるキャラクター達が悩ましく愛おしく勇ましい。今にもお酒片手に踊り出したくなるような素敵な音楽。
大好きな上田一豪さんと、最高に魅力的で個性豊かなキャストの皆さまと一緒にこの作品を創り上げられる日を今から楽しみにしております!
日本初演ということで、どんな作品になるのか誰にもわからない・・・是非、神経衰弱ぎりぎりの私たちを観に劇場にいらしてください!
秋山菜津子(ルシア役)
ルシア役で出演のお話をいただいた時は、正直嬉しさよりも先にびっくり!でした。これまでミュージカルや音楽劇に出演はしてきましたが、“日本初演”の海外のミュージカルというのは初めてだし、共演の方々はミュージカルの俳優さんが多いし、私でいいの? という驚きです。
でも、呼んでいただいたからにはこの機会と作品を楽しみつつ、精一杯取り組んで観客の皆さまにお届けしたいと思います。なんだかちょっと変わった面白いミュージカルになる予感がしています。どうぞお楽しみに。
和希そら(カンデラ役)
作品のタイトルを見て、一瞬トランプの方に引っ張られながらも、これはどんなお話なんだ? 私はどんなギリギリを演じるんだ?と興味が湧きました。
ラテンテイストのブロードウェイ・ミュージカルということで、また新たな世界に血が滾ります。
そして共演者の皆様は、お歌はもちろんのこと、本当に素敵なお芝居をされる方々ばかりなので、ご一緒できるのがとっても楽しみです。
日本初演のこの作品、皆様も是非楽しみになさっていてください。
長井短(パウリーナ役)
見るのは大好きだけれど、自分が一員になる日が来るなんて考えたこともなかったミュージカル・・・! 喜びと緊張で、既に神経衰弱気味です。
初めては1回きり。私にとって初めてのミュージカルですが、この演目も、日本での上演は初めて。初めて同士で仲良くやれたらいいなと台本を読む日々です。
かっこいい共演者の皆さんを見つめて見つめて、全力で喰らいつこうと思います。
どうぞお楽しみに!
高嶋政宏(イバン役)
まず、何よりもアントニオ・バンデラスを世に送り出したスペインの巨匠ペドロ・アルモドバルの作品であるということが大きいですね。ポップで、あのなんとも言えない艶やかで色気のある監督が大好きです。
その日本初演に参加できるなんて今から激しくエキサイトしてます!
素晴らしい共演者で稽古が始まるのが今から待ち遠しいです。ただ今回のこの神経衰弱ギリギリは超絶技巧でバカバカしいことをどマジでやらないといけないので皆んなでヒィヒィ言いながら稽古したいですね。
とにかく笑って、時々、いやらしくてな作品。楽曲の素晴らしさに反してセリフ、歌詞のおもしろギャップの妙をたっぷりお楽しみください。
ミュージカル『神経衰弱ぎりぎりの女たち』公演情報
| 公演情報 | |
|---|---|
| タイトル | ミュージカル『神経衰弱ぎりぎりの女たち』 |
| 公演期間・会場 | 【東京公演】2026年6月7日(日)~6月21日(日) 日本青年館ホール ※ほか福岡、大阪、名古屋公演あり |
| スタッフ | 原作:ペドロ・アルモドバル(映画「神経衰弱ぎりぎりの女たち」) 脚本:ジェフリー・レーン 音楽/歌詞:デイヴィッド・ヤズベク 演出:上田一豪 |
| キャスト | ペパ:望海風斗 ルシア:秋山菜津子 カンデラ:和希そら パウリーナ:長井短 カルロス:溝口琢矢 マリサ:黒川桃花 タクシー運転手:遠山裕介 イバン:高嶋政宏 ほか |
| チケット情報 | 後日発表 |
| 公式サイト | https://www.shinkeisuijaku.jp |
| 公式SNS | @girigiri2026 |







