山口祐一郎待望の相棒・城田優は“ミュージカル界の大谷翔平”!?『ダンス オブ ヴァンパイア』製作発表会見

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ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』製作発表会見

山口祐一郎城田優主演で6年ぶりの上演されるミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』の製作発表会見が2025年3月28日(金)に東京都内にて行われ、山口・城田、フランク莉奈・中村麗乃太田基裕寺西拓人、そして演出を務める山田和也が登壇。歌唱披露の他、本作への意気込みなどを語った。

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山口祐一郎×山田和也の最強タッグで6年ぶり上演!

ロマン・ポランスキー監督のカルト・ムービー『吸血鬼』を下敷きに、『エリザベート』『モーツァルト!』『マリー・アントワネット』『ベートーヴェン』で知られるミヒャエル・クンツェが脚本・歌詞を手がけ、ロック界のワーグナーと称されるジム・スタインマンが音楽を手がけたミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』。

1997年にオーストリア・ウィーンで世界初演を迎え、2006年にクロロック伯爵:山口祐一郎、演出:山田和也という最強タッグで日本初上陸。以降、2009年、2011年、2015年、2019年と、5演も再演を重ねる超人気演目となった本作が、2025年5月に6年ぶり、6回目の上演を果たすことになった。

山口祐一郎待望の“相棒”城田優「心から幸せに思います」

そんな注目作の製作発表会見が3月28日(金)に行われ、オープニングではお風呂が大好きな宿屋の娘・サラとヴァンパイア研究に生涯を捧げる教授の助手・アルフレートを演じるフランクと太田、中村と寺西のペアが登場し、ピアノの叙情的な演奏に合わせて劇中の楽曲「外は自由」を披露した。

そして、歌唱披露が終わると、ヴァンパイアのクロロック伯爵役の山口と城田、本作の宣伝キャラクターであるこうもりのリー君を連れた山田氏も登壇。

ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』製作発表会見

演出を務める山田氏は「20年近く応援され、お客様に愛していただいているとても幸せな作品だと思っています。3月の10日から稽古が始まっているんですが、20年ご一緒している山口さんと、今回が初めての皆さんとご一緒にいるということで今まで以上に面白い稽古になっています」と、新しい座組での稽古に手ごたえを感じている様子。

ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』製作発表会見

20年間、クロロック伯爵を務めてきた山口は「山田さんと20年やってきて、途中から『早く相棒が来ないかな』とずっと思っていました。頭に最初に浮かんだのが城田さんだったんですけど、ようやくいらしていただきました。本当に今ほっとしています。皆さんとご一緒に素敵な作品になればと思っております」とWキャストという“仲間”ができたことを喜んでいた。

そんな山口の言葉に城田は「ありがたいお言葉をいただきましたけれども、僕自身、何度もこの作品を客席から見ていて、いつか演じられたらいいなと思っていました。日頃からいつも優しく背中を押してくださる山口さんとダブルキャストで務められることを心から幸せに思います」と笑顔を見せた。

ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』製作発表会見

サラ役のフランク莉奈は「上京を本格的にする前に初めて劇場で見た作品で、私がミュージカル界に飛び込んで初めてできた目標がサラです。13年間ずっと『サラをやりたい』と思い続けていたのですが、サラ役をやらせていただけることになり、本当に幸せな気持ちでいっぱいです」という熱い思いを語り、「長い歴史のある作品に参加させていただける喜びと、これまで皆様が作り上げてきた作品に出させていただくという責任をちゃんと持って頑張りたいと思います」と意気込んだ。

Wキャストでサラを演じる中村は「本当に素敵なキャストの皆さまが集まっていて、その中に私もご一緒させていただけるなんて本当に夢のようだなと今でも思っています。これからどうやってサラという役を演じていこうって考える日々が今はすごく幸せであります。精一杯務めさせていただきたいと思います」と気合十分。

アルフレート役の太田は「アルフレートという役はお客様と一緒にこの『ダンス オブ ヴァンパイア』という物語を旅する非常に重要な人物だと思いますので、お客様を引き込んでいけたらと。僕はたっぷり汗をかきながら、右往左往をしながら、色んなことに反応して、楽しく、そして一生懸命演じていけたらいいなと思っております」と笑顔でコメント。

ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』製作発表会見

そして、Wキャストでアルフレートを演じる寺西は「長い間愛されてきたこの作品に参加できることをすごく光栄に思います。(襟足の)巻き毛が首に刺さって、すごい痒いのですが、しっかり慣れて千秋楽まで頑張りたいと思います」と茶目っ気たっぷりにあいさつした。

3役ともWキャストとなるが、それぞれの印象を語る場面も。山口は、念願の“相棒”となる城田の印象について「沢山の才能を持っていて、それをちっちゃい宝箱の中にしまっておくスタンス、それだけのものを持ってらっしゃるのに気づいてないように見える、その佇まいがチャーミング。それから相手を思いやれる共感性や想像力も素晴らしく、ミュージカルアクターというよりアスリートのよう」と語る。

一方、山口の言葉に恐縮しきりの城田は「とてもチャーミングで、知識も豊富。いつも勉強させていただいています。圧倒的な歌唱力もあり、日本のミュージカル界のレジェンドなのに、分け隔てなく優しくしてくださる愛に満ちた方だと思います」と、常に山口の魅力を肌身で感じているようだ。

なお、会見では “それぞれのオンリーワンな魅力”の話でも盛り上がっていたが、「体の大きさではないかと。山口さんが見上げるほど大きいので、唯一の取柄かなと…」と言った城田に、「サイズが大谷(翔平)さんと一緒なので、ミュージカル界の大谷さんですね」と山口が合いの手。城田は「変な見出しをつけられてたたかれるかもしれませんが…どうもミュージカル界の大谷翔平です」と照れつつ自己紹介し、会場の笑いを誘っていた。

そんな魅力的なキャストが揃ったミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』は、5月10日(土)から5月31日(土)まで東京建物 Brillia HALLで上演。そして、6月7日(土)から愛知・御園座、7月4日(金)から大阪・梅田芸術劇場メインホール、7月19日(土)から福岡・博多座で上演予定だ。

(取材・文・撮影:エンタステージ編集部3号)

ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』あらすじ

終わりなき欲望こそが神!vs理性こそがこの世の希望!
勝つのはどちらか?いや、どちらでもいい!?

ヴァンパイア研究に生涯を捧げるアブロンシウス教授と若き助手アルフレートは、雪深いトランシルヴァニアの山に迷いこむ。身も凍る吹雪に見舞われながら何とか宿屋にたどり着くが、そこは「ガーリック、ガーリック」と歌う怪しい村人たちのたまり場であった。不審な村人たちの様子を見て、教授はヴァンパイアの存在を確信する。そんな教授をよそにアルフレートはお風呂が大好きな宿屋の娘サラに恋をする。しかしサラはお城に住むクロロック伯爵からの舞踏会の招待を夢みていた。夜も更ける中、入浴中のサラの元に忽然と現われるクロロック伯爵。サラは伯爵の誘惑に抗えずアルフレートの前から姿を消してしまう・・・。

不器用にサラを想うアルフレート。研究一筋、理性を信奉する教授。身を焦がす激しい恋を求めるサラ。この世のすべてを見通しサラの血を求めるクロロック伯爵。それぞれが自らの欲望に突き動かされる時、ヴァンパイアと人間の存亡をかけた運命の戦いがはじまる・・・。

ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』公演情報

<スケジュール>
【東京公演】2025年5月10日(土)~5月31日(日) 東京建物 Brillia HALL
【愛知公演】2025年6月7日(土)~6月15日(日) 御園座
【大阪公演】2025年7月4日(金)~7月12日(土) 梅田芸術劇場メインホール
【福岡公演】2025年7月19日(土)~7月30日(水) 博多座

<スタッフ・キャスト>
【脚本・歌詞】ミヒャエル・クンツェ
【音楽】ジム・スタインマン
【ヴォーカル・ダンス編曲】マイケル・リード
【演出】山田和也

【キャスト】
クロロック伯爵:山口祐一郎 / 城田優
サラ:フランク莉奈 / 中村麗乃
アルフレート:太田基裕 / 寺西拓人
シャガール:芋洗坂係長
レベッカ:明星真由美
ヘルベルト:ジュリアン
マグダ:青野紗穂
クコール:駒田一 / 伊藤今人
ヴァンパイア・ダンサー=伯爵の化身:佐藤洋介 / 加賀谷一肇
アブロンシウス教授:石川禅 / 武田真治

<公式サイト>
https://www.tohostage.com/vampire/

ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』製作発表会見

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この記事を書いた人

舞台・映画・YouTubeなどが好きな生粋のエンタメっ子。現場取材や動画撮影・編集などやってます。人生で一番好きな作品は映画『ムーラン・ルージュ』(ミュージカルも最高!)。休日は推し活に勤しんでます。動画編集のスキルアップ中!よろしくお願いします。

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