『ダンスオブヴァンパイア』20年目は山口祐一郎と城田優のWキャストで

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ミュージカル『ダンスオブヴァンパイア』ビジュアル

ヴァンパイアも人間も、舞台も客席も一体となり、興奮最高潮を迎えるオンリーワンなミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』が、2025年に上演されることが決定した。日本初演から20年目となる今回は、山口祐一郎城田優がWキャストで主演を務める。

目次

『ダンス オブ ヴァンパイア』とは?

『ダンス オブ ヴァンパイア』は、ロマン・ポランスキー監督のカルト・ムービー『吸血鬼』を下敷きに、『エリザベート』『モーツァルト!』『マリー・アントワネット』『ベートーヴェン』で知られるミヒャエル・クンツェが脚本・歌詞を、ロック界のワーグナーと称されるジム・スタインマンが音楽を手掛けたミュージカル作品。1997年にオーストリア・ウィーンで世界初演を迎えた。

物語は、ヴァンパイア研究に生涯を捧げるアブロンシウス教授と若き助手アルフレートが、雪深いトランシルヴァニアの山に迷いこむところから始まる。身も凍る吹雪に見舞われながら何とか宿屋にたどり着くが、そこは「ガーリック、ガーリック」と歌う怪しい村人たちのたまり場であった。

不審な村人たちの様子を見て、ヴァンパイアの存在を確信する教授。そんな教授をよそに、アルフレートはお風呂が大好きな宿屋の娘サラに恋をする。しかし、サラはお城に住むクロロック伯爵からの舞踏会の招待を夢みていた。それぞれが自らの欲望に突き動かされる時、ヴァンパイアと人間の存亡をかけた運命の戦いがはじまる・・・。

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『ダンス オブ ヴァンパイア』日本での歩み

日本では2006年夏・帝国劇場にて、クロロック伯爵役に山口祐一郎、演出に山田和也を迎え、初上演された。荘重な序曲から一転して繰り広げられるコメディワールド、体中を駆け抜けるリズムと心に響く美しいメロディとともに「真っ赤に流れる血がほしい モラルもルールもまっぴら」と、ヴァンパイアたちと観客が陶酔と熱狂のカオスに包まれながら歌い踊るフィナーレ(振付:上島雪夫)は、帝劇の100年を越える歴史に刻まれた鮮烈な名シーンの一つだ。

初演の千秋楽には、1,200人が当日券を求め、帝国劇“城”を取り囲んだという。以来、2009年、2011年、2015年、2019年と、5度再演を重ねてきた。これまで上演されてきた帝国劇場は2025年で建て替えとなるが、ヴァンパイアの命は永遠。日本初演から20年目を迎える6度目の再演(東京公演)は、東京建物Brillia HALLにて上演される。

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『ダンス オブ ヴァンパイア』6年ぶりの上演は新キャスト多数!

これまで、日本公演でのクロロック伯爵は山口祐一郎ただ一人が演じてきたが、今回は山口が親しみを持って「息子!」と接する城田優とWキャストで演じることが決定。山口と城田は、2010年のミュージカル『エリザベート』でも共演している。城田は、山口からいつも「パパだよ」と言われていたそうで、山口は「待ってました!」と大歓迎している。

そして、サラ役にはフランク莉奈と中村麗乃(乃木坂46)、アルフレート役には太田基裕寺西拓人、マグダ役には青野紗穂、シャガール役には芋洗坂係長、レベッカ役には明星真由美、ヘルベルト役にはジュリアンと、新キャストが大集結。

クコール役は初演以来、幕間のクコール劇場が好評を博す駒田一に加え、新キャストとして伊藤今人(梅棒)が名を連ねた。ヴァンパイア・ダンサー=伯爵の化身は、佐藤陽介・加賀谷一肇が務める。

また、アブロンシウス教授は山口と共に長く公演を支えてきた石川禅が、新キャストの武田真治と共に演じる。

ミュージカル『ダンスオブヴァンパイア』キャスト一覧

6年ぶりの『ダンス オブ ヴァンパイア』は、新たなキャストを迎え、その永遠の魅力をさらに進化させそうだ。

ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』は、2025年5月に東京建物 Brillia HALLで上演後、6月に愛知・御園座、7月に大阪・梅田芸術劇場 メインホール、福岡・博多座を巡演する。

『ダンス オブ ヴァンパイア』山口祐一郎&城田優 インタビュー

山口:こんにちは、おはようございます、こんばんは・・・実はわたしたちヴァンパイアの世界に「おはようございます」はございません。

城田:(笑)。

山口:今日は、2006年の帝国劇場初演以来、何と20年目になります『ダンス オブ ヴァンパイア』来年は私、山口祐一郎と――。

城田:私、城田優の W キャストでお届けいたします。(山口に)ご無沙汰しております。

山口:本当にね、こんなに素敵な息子がいて、私は果報者でございます。

城田:こちらこそ!

山口:出演のご理由は?

城田:元々やはり僕も『ダンス オブ ヴァンパイア』は何度も帝国劇場で拝見させていただいていますけども、いつか自分もヴァンパイア役を演じたいなと思っておりましたゆえ。

山口:待ってました!本当にパパとしては幸せです。

城田:2010年『エリザベート』という作品でもご一緒させていただいた時にも、いつも『パパだよ』って仰ってくださって。

山口:何と言ったって、パパより大きい息子ってのは本当に幸せなんですよ。

城田:(笑)。

山口:衣裳、随分私と違うんですけど、着てみてどんな感じですか?

城田:爪とかもそうなんですけど、はじめての感覚といいますか。ずっと長くヴァンパイア役をされていてどうですか?

山口:・・・日常でこのまま爪つけて家帰ると、色々問題ありますよね。

城田:何もできない。さっきも携帯電話もいじれないし。

山口:ああ。「毎日それつけて」(とか言われても・・・)。

城田:(笑)!いやあ面白すぎる。

山口:ところで作品の魅力は――。

城田:何と言ってもヴァンパイアの最後の曲じゃないですか?お客様も一体化して。

山口:本当に、客席と舞台がひとつになる、そんな『ダンス オブ ヴァンパイア』2025年は日本全国にお伺いさせて頂きます。

城田:5月は東京建物 Brillia HALL。

山口:6月は愛知・御園座。

城田:7月は大阪・梅田芸術劇場。

山口:そして同じ7月福岡・博多座へ参ります。私達の本当に素敵な舞踏会へのお越しを――。

城田:お待ちしております。

山口:Yeah, My Beautiful Son!

城田:My Beautifuli Father!

 

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