ミュージカル界を代表する俳優・山口祐一郎主演で贈る伝説のヴァンパイア・ミュージカル『ダンス・オブ・ヴァンパイア』が、2015年11月3日(火・祝)に、東京・帝国劇場に帰ってくる。それに先立ち8月11日(火)に記者会見が行われ、クロロック伯爵役・山口を始め、Wキャストでサラ役を務める神田沙也加と舞羽美海、同じくWキャストでアルフレート役を演じる平方元基、良知真次、そしてアブロンシウス教授役・石川禅が登壇した。
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「普段は夜に活動しているけど、今日の会見は昼だから仕方なく出てきた」と、ヴァンパイアにちなんだジョークを披露した山口。前回、千秋楽の当日券を求め1200人以上が列をなしたといわれている本作だが、なぜ愛されるのかという質問に対し「役者もスタッフも一生懸命美しい作品にしようと努力した結果が、愛されることにつながった」とし、「今回もキャスト、スタッフ一同、この前よりもさらに愛される作品に仕上げていきたい」と気を引き締めた。
キャストに決まった瞬間「やったー!」と足をバタバタさせて喜んだという神田は、「この役は本当にやりたかった役。今ここに立っていることが夢のよう」と喜びを噛みしめた。山口演じるクロロック伯爵に誘惑される役となるが、「普段から魅力的な方で、私がサラだったら簡単に誘惑に負けていると思う」と山口をべた褒め。しかし、「面白いところやお茶目なところが何個もある」と暴露し、山口はタジタジの様子。
こちらもキャストが決まり大喜びしたという舞羽は、クロロック伯爵の魅力について聞かれると「そのまま胸に飛び込んでいきたいくらいだし、私としても、サラとしてもついていきたい」と自身もクロロック伯爵の魅力にのまれたと話した。これを受けて山口は、「今日まで生きてて良かった…。」としみじみと喜びを噛みしめた。
前回の大阪公演を観に行ったという平方は、「その時は何の責任感もなかったので、おなかを抱えて大いに笑わせていただいた。けど、まさか自分がこの役をやることになるとは」と驚いた様子。しかし、前作まで同役を演じていた浦井健治から「この役は元基にぴったりだよ!」と言われていたこともあり、「ついに来たかという想いの方が強い。浦井さんから引き継いだこの役を精いっぱい演じたい」と意気込みを語った。
「俺も浦井さんから“君にぴったりだ”って言われたよ!」と突っ込みを入れた良知。「誰にでも言っているのかな」と少々落胆しながらも、「帝国劇場は思い入れのある場所。そこで、今まで先輩方が創り上げてきた作品を演じれるということは言葉にならないほどの幸せ」と笑顔を見せた。
前作に引き続き出演の石川は、「自律神経がおかしくなるほどの緊張だった」と自身の本作初日の様子を振り返る。アブロンシウス教授という役については、「とても大切な役であり、いただいた役の中で一番“精神的”に強い役なので、その部分を含めてこの作品を見ていただきたい」と見所を語った。
最後に演出を担当する山田和也は、「エリザベートが大きく変わって話題になったので、こっちも衣装とか少し変えた。しかし、前作まで観劇していただいたお客さんに『変わっちゃうの?』という想いを抱かれたくないので、あえて変えずに上演したいと思っている」と製作秘話を明かした。
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ミュージカル『ダンス・オブ・ヴァンパイア』は、2015年11月3日(火・祝)~11月30日(月)東京・帝国劇場にて、1月2日(土)~1月11日(月)大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて、1月15日(金)~1月17日(日)愛知県芸術劇場 大ホールにて上演される。