松田凌、荒牧慶彦らで『チェリまほ The Musical』ドラマ・アニメに続いて舞台化決定

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「ガンガンpixiv」(スクウェア・エニックス)で連載中の豊田悠による人気コミック「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」が、『チェリまほ The Musical』~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~として、2025年4月にミュージカルとして上演されることが決定した。安達清役は松田凌、黒沢優一役は荒牧慶彦が演じる。

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ドラマ、映画、アニメと広がり続ける『チェリまほ』

童貞のまま30歳を迎え、触れた人の心が読めるようになった安達は、思わず触れた社内髄一のイケメン同期・黒沢優一の心の中が、自分への気持ちで溢れていることに気づいてしまう。ダダ漏れな恋心に戸惑いっぱなしの安達だったが、黒沢のまっすぐな想いに、次第に心動かされていく。

そんな好意ダダ漏れ純情ラブコメである本作は、2020年にTVドラマ化、2022年には実写映画化、アニメ化と続き、2024年12月にはアニメ映画も公開。

原作コミックスは第1巻から第14巻まで好評発売中。最新巻となる第15巻が2025年1月21日に発売される。

安達清役の松田凌、黒沢優一役の荒牧慶彦 気になるキャストは?

今回、脚本・演出を川尻恵太(SUGARBOY)が手掛け、新たにミュージカル化。

出演は、安達清役の松田凌、黒沢優一役の荒牧慶彦のほか、柘植将人役に佐伯大地、綿矢 湊役に中山咲月が決定。

さらに、六角祐太役として坂井翔、藤崎希役として高田夏帆、黒沢茉莉役として長谷川唯、朝比奈役として郷本直也が出演する。

上演は、2025年4月11日(金)から4月20日(日)まで東京・TOKYO DOME CITY HALL、4月25日(金)から4月27日(日)まで愛知・アイプラザ豊橋にて。

10年来の付き合いとなる松田凌と荒牧慶彦「互いの良さは把握済」

2024年12月17日(火)には、上演発表と共に製作発表が行われ、松田、荒牧、佐伯、中山、そして脚本・演出の川尻が登壇し、意気込みを語った。

ミュージカル化、そして出演に向けて、松田は「この『チェリまほ』という作品は、ドラマや映画、そしてアニメと、様々な形で多くの方に支持されている作品だと僕も存じておりました。ミュージカル化に向けて、プロデューサーの皆様と情熱溢れるお話をさせていただいて、これは必ず面白いものになると確信しましたし、僕自身も、俳優としてこの世界をしっかり生きたいと思いました」と意気込む。

そして「原作の良さ、先生の描いた世界や想いをしっかり踏まえた上で演じさせていただきたいと思っております。観に来ていただいた皆様にも良き作品だったと必ず言ってもらえるようにしたいと思います」と熱い気持ちを吐露した。

荒牧は「まず、この作品に出演させていただけることを光栄に思っております。個人的には、これまであまり触れたことがないジャンルの作品なのでどう演じればよいか、役者としてしっかり向き合わなければと思っておりますが、松田凌と共演できると聞いて、すごくすごく楽しみにしておりました。彼のいいところはすべて把握済みなので」と発言。すでに信頼“ダダ漏れ”なコメントに、松田は思わず照れたように下を向いた。

「舞台出演がちょっと久しぶり」という佐伯は、「いただいた柘植という役が自分とギャップのあるタイプなんですが、こういう役を演じる時こそ役者の醍醐味を感じるので、すごく楽しみです」と期待を寄せた。

湊役の中山は「かなり緊張しているんですけれども、ミュージカルということで楽しくできたらと思います。原作の漫画を読ませていただいて、心の声がどう再現されるのかがすごく 楽しみです」と挨拶。また、猫好きだという中山は、柘植と湊が親交を持つきっかけとなる猫「うどん」と同じ柄の猫を実際に飼っているそうで、「親近感が湧いています」とキャラクターに親しみを感じている様子だった。

佐伯と中山は、まだビジュアル撮影時に初対面をしたばかりということで、佐伯について「最初、めちゃくちゃ怖かったんです・・・(笑)。でも、話してみたらすごく気さくで笑顔が素敵で。これから一緒に作り上げていくのが楽しみです」が言うと、「なんか、照れるね・・・(笑)」と二人は顔を見合わせ、フフフと照れ笑い。

原作について、松田も「一言で言うなら“好き”です。こういった気持ちが溢れていれば、もっと世界はあたたかいものになるんじゃないかと、すごく心救われるような想いがしました」と力説。

ちなみに、親族(伯母または叔母)が原作好きで、出演前から「ピッタリだなあ」と言っわれていたそう。「まずは、最も身近な原作ファンを納得させたい」と誓っていた。

演じる上で、役者同士の関係性が役の上ににじみ出るのも醍醐味の一つ。「相手が荒牧慶彦くんだということは、多分僕たちにとって大きな意味が生まれるはず」という松田に対して、荒牧は「もう10年ぐらいの付き合いになるんですけど、僕の彼への第一印象は、このめちゃくちゃかっこいい顔で!男気が溢れていて、体もキレるし、芝居もうまい。なんて完璧な人間なんだと思いました」と再びベタ褒め。

「ちょっと待って・・・(笑)」と耐えられなくなった松田に、荒牧が「今回はこっちが引っ張っていくような関係の役どころになると思うんですが、彼には可愛い一面がたくさんありますから。今までファンの方にあまり見せていないような可愛い一面を、僕が引き出してやろうと思います」と畳みかけると、「非常にやりづらい・・・(笑)」と戸惑まくっていた。

しかし、負けじと松田も「(荒牧くんは)初めはとてもノーブルで可憐な青年だなと思っていたんですが、どんどんと経験を積み結果を出していく姿を見て、今では友であることが誇らしい人です。そんな人と、またこんなにも近い関係性でお芝居できるというのは、とても嬉しいことですし、彼としかできないお芝居が生まれるんじゃないかなと素直に思っております」と信頼の言葉を重ねた。

脚本・演出を担当する川尻は、多くの人が「コメディが得意な脚本・演出家」という印象を持っているだろう。川尻本人は「でも、実はラブストーリーが一番得意。これを機に、ラブストーリーをやらせるなら川尻、と言ってもらえるように」と冗談めかしつつ、「何よりも原作を大事にしたい」と強調。

「原作に強度のある作品だからこそ、いろんなコンテンツ作られ愛されている作品なんだと思います。ということは、もうすでに手は出し尽くされている。そういう時こそ、ワクワクドキドキで挑んでいく気持ちがありますので、舞台も素晴らしいなと言ってもらえるようにがんばります」と語った。

演出面については「2.5次元作品ですが、現実的な社会の中でのお話なので、それを舞台としてどう見せていくかのかが楽しみな挑戦。会場も大きなところですが、この2人(安達と黒沢)に全員の視線がバシッと集中する瞬間、至近距離で見ているような錯覚をする瞬間を作ろうと思っています」と考えを明かした。

また、会見の最後には豊田先生からのコメントと書き下ろしイラストが公開された。そのイラストを見た松田と荒牧は、イラストの安達と黒沢の足の描かれ方に注目。松田は「こういう細かなディティール、一コマに、キャラクターの心情が凝縮されて伝わってきたり、逆に余白を与えてくれたりするんですよ。こういった原作の良さは、ミュージカルでも表現していきたいな、目指したいなっていうところですよね」と熱く語っていた。

最後に、荒牧は「多分ファンの方々はまだ全然想像ができないと思うんですが、原作の魅力を最大限に引き出して、より原作が好きになれるよう頑張ってまいりたいと思いますので、どうぞお楽しみにしていてください」、松田は「この作品の世界をより愛してもらえるような作品にしてみせますと、お約束します。来年、桜の咲く頃に劇場でお待ちしております」と締めくくった。

原作はこちら(Amazon)

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