「人間の進歩」とヒューマニズム、戦争が背負う普遍的な宿命を描いた歴史ミステリー、舞台 『シークレットライフ – Secret Life of Humans』が、7 MEN 侍の本髙克樹主演で上演される。
人類の歴史と倫理に問いかける舞台『シークレットライフ』
本作は、ジェイコブ・ブロノフスキー著「人間の進歩」と、2014年発刊以来爆発的なムーブメントとなったユヴァル・ノア・ハラリ著「サピエンス全史」からインスピレーションを受け、世界最注目の現代英国劇作家デイビッド・バイン氏によって作り上げられた舞台作品。
2017年「エディンバラ演劇祭」で上演され大きな話題となり、ロンドン、オフブロードウェイ、ドイツでも上演されてきた。
なぜ人間は過ちを繰り返しても進歩できるのか。人類の歴史と倫理に対する問題を提起する作品が、戦後80年を迎える日本に改めて問いかける。
演出を手掛けるのは大河内直子
演出は、蜷川幸雄演出作品において長年演出助手を務め、近年では、三島由紀夫『薔薇と海賊』(2022年)、アントン・チェーホフ『三人姉妹』(2023年)、ローレン・ガンダーソン『Silent Sky』(2024年)などを手掛けた大河内直子。
演出:大河内直子/上演に向けてメッセージ
『Secret Life of Humans』に目を留めてくださったみなさまへ。
ようやくVisual イメージという大切な一歩目を皆様にお届けできます。その製作の過程は静謐な愛おしい時間でした。優れた、そして魅力あふれる俳優の皆さんと、敬愛するスタッフとともに、この作品に挑む喜びを感じる時間でした。
『Secret Life of Humans』は2017年、David Byrne という才気溢れる作家•演出家によって、エジンバラ・フェスティバルで産声をあげました。ジェイミーとエイヴァが生きる現代、ブルーノとリタ、ジョージが生きた戦中戦後――2つの時間軸が交錯する世界が描かれています。彼らの旅路を通して作家は私たちに問いかけます。
私たちはどこから来たのか?
人であるということーそれはどんな意味があるのか?
私たちはどこへ向かっているのか?
『Secret Life of Humans』――それは私たちの旅路です。
みなさまと劇場でこの作品を分かち合える日を、カンパニー一同楽しみにしております。
舞台『シークレットライフ』のキャストは?
出演は、主人公“ジェイミー・ブロノフスキー”役の本髙克樹(7 MEN 侍)のほか、“ジェイミー”と出逢う大学講師“エイヴァ”役に朝倉あき、ジェイコブ・ブロノフスキーをモデルとした“ブルーノ・ブロノフスキー”役に髙橋洋、ブルーノの同僚“ジョージ”役に須賀貴匡、ブルーノの亡き妻“リタ・ブロノフスキー”役に実咲凜音が名を連ねた。
舞台 『シークレットライフ – Secret Life of Humans』は、2025年3月28日(金)から4月13日(日)まで東京・シアタートラム、4月18日(金)から4月20日(日)まで大阪・ 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演される。
チケットは、2025年1月26日(日)より一般発売開始。
舞台『シークレットライフ』あらすじ
イギリスの統計学者で、「人間の進歩」の著者であるブルーノ・ブロノフスキー。
孫のジェイミーはある日、大学教授のエイヴァと出逢う。ジェイミーはエイヴァとの初めてのデートで、自分の祖父ブルーノ・ブロノフスキーには秘密の部屋が存在することを打ち明ける。その夜、二人は秘密の部屋の扉を開け、歴史を遡ることに・・・。
しかし、そこに隠されてきたものは戦争の傷跡であった――。
統計学者であった祖父が加担していた戦争の真実、それは爆弾の効果を最大化すること。
真実を知ったジェイミーは、未来にどう向き合うのか。
人間は過ちを繰り返しても進歩できるのかを追求する歴史ミステリー。
舞台 『シークレットライフ – Secret Life of Humans』公演情報(チケットなど)
【公式サイト】https://secret-life.jp/
【公式X(Twitter)】@secretlife_jp