俳優の西田敏行が、自宅にて死去したことが分かった。76歳だった。捜査関係者によると、本日12:20頃に家族が119番通報したという。
8日には、米倉涼子主演の映画『劇場版ドクターX』(12月6日公開)の完成報告会見に出席しており、米倉は自身のSNSで「突然の訃報に接し、言葉もありません・・・。一昨日、写真をのせるからね!と話したばかりなのに。悲しすぎて まだ信じられません」と、突然の別れだったことを綴っている。
西田は1947年、福島県郡山市生まれ。1970年に劇団青年座に入団し、主演を務めた舞台『写楽考』で注目を浴びた。ドラマ『西遊記』『池中玄太80キロ』、NHK大河ドラマ『翔ぶが如く』『八代将軍吉宗』など数多くの映像作品に出演。1988年から出演していた映画『釣りバカ日誌』シリーズは22年続く国民的作品となり、この功績を評し、三國連太郎と共に第33回日本アカデミー賞会長功労賞を受賞した。歌手としても精力的に活動し、「もしもピアノが弾けたなら」を大ヒットさせた。
1994年には、ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』の主役を森繁久彌から引き継ぎ、通算261回にわたって主役テヴィエ役を演じていた。
(写真提供/東宝演劇部)