2024年2月から3月にかけて、OFFICE SHIKAプロデュース『9階団地のスーパースター』の上演が決定した。本作は、2010年に上演され、第55回岸田國士戯曲賞の最終候補にもノミネートされた丸尾丸一郎の代表作。
OFFICE SHIKAでは、歌手・Coccoが初舞台&主演をつとめた『ジルゼの事情』を始め、劇団鹿殺しの公演とは一線を画し、その時々のテーマに即して突き抜けたクリエイションを求めるカンパニーをその都度立ち上げていく創作形態で上演してきた。
今作では、劇団☆新感線、大人計画、サンシャイン・ボーイズらを育てた小劇場ブームの草分け的存在・新宿シアタートップスとオフィス鹿・丸尾丸一郎という組み合わせで、劇的濃厚な大阪文学演劇を、14年ぶりによりパーソナルな視点とみずみずしい演出でセルフリメイクする。
『9階団地のスーパースター』は、劇団鹿殺しでは『スーパースター』のタイトルで上演。大阪と西宮を繋ぐ幹線道路建設のため、老朽化を理由に取り壊されることが決定した、とある9階建ての団地を舞台に、団地を模した巨大な舞台セットを主人公の漫画から飛び出した現実離れしたキャラクターや、少年時代の土に塗れた団地の思い出の住民たちなど、色とりどりのキャラクターがダイナミックに描かれた。
今回のセルフリメイクでは、団地の一室303号室にフォーカス。取り壊しに反対し、団地に立て籠もってスーパースターを夢見る男・星川輝一を軸に、濃密な会話劇、荒唐無稽な夢想劇として再構築する。
初演では演出の丸尾本人が演じた主人公・星川輝一(ぴかいち)の青年期を演じるのは、山﨑晶吾。そして、星川輝一の幼少期=ピカイチには、NGT48の中心メンバーであり、2022年に上演のOFFICE SHIKA MUSICAL『私は怪獣 -ネオンキッズ Live beat-』にも出演した」小越春花を迎える。
丸尾は、今回は輝一の幼少期に現れた神出鬼没、正体不明、ピンチに必ず駆けつける「ヒーロー」であり、今作のキーマンとなる男「ブッチャー」役。
このほか、浅野康之、星元裕月。相楽伊織、前川ゆう、西田圭李、川平花、大野瑞生、。後藤恭路が出演する。
OFFICE SHIKA『9階団地のスーパースター』は、2月29日(木)から3月10日(日)まで東京・新宿シアタートップス、3月15日(金)から3月17日(日)まで兵庫・アイホール(伊丹市立演劇ホール)にて上演される。
OFFICE SHIKA『9階団地のスーパースター』公演情報
上演スケジュール
【東京公演】2024年2月29日(木)~3月10日(日) 新宿シアタートップス
【兵庫公演】2024年3月15日(金)~3月17日(日) アイホール(伊丹市立演劇ホール
スタッフ・キャスト
【脚本・演出】丸尾丸一郎(劇団鹿殺し)
【出演】
山﨑晶吾
小越春花(NGT48)
浅野康之
星元裕月
相楽伊織
前川ゆう
西田圭李
川平花
大野瑞生
後藤恭路
丸尾丸一郎
チケット
【料金】(税込)
前売:6,500円
パンフレット付:8,400円
台本付:7,900円
パンフレット&台本付:9,800円
U-25:4,000円
高校生以下:1,000円
【特典付き・最速先行販売】
受付期間:1月27日(土)12:00〜2月4日(日)23:59
https://eplus.jp/9f_superstar_hp/
※2月2日(金)19:00~2月3日(土)23:59にオフィス鹿先行販売あり
<オフィシャル先行販売特典>
・同一ステージを2枚以上購入で300円/枚 OFF
・オリジナル・キービジュアルポストカード(非売品)
※チケット1枚につき1枚プレゼント
・フルカラーピクチャーチケット(公式サイト・キャストFCデザイン共通)
あらすじ
スーパースターになる男は生まれた時から「星」を持っている。でも持っていない僕は・・・。
舞台は、兵庫県尼崎市に建つ9階団地の303号室。
大阪と西宮を繋ぐ幹線道路建設のため、老朽化を理由に取り壊しが決定している。再三の立ち退き要求の中、定職につかず漫画を描き続ける青年・星川輝一(ぴかいち)は、死別した母との思い出の団地を守るためと、立て籠もりを続けている。弟の瞬一はプロボクサーとして活躍し、セコンドを務める父は星川ジムを興して忙しそう。
ある日、とある漫画雑誌から一報が入った。輝一が投稿した「団地の超人・ブッチャー」を連載したいという。子供の頃、幾度となく輝一やこの9階団地をピンチから救ってくれたスーパースター、ブッチャー。ブッチャーよ、帰ってこい!
9階団地の一室で、輝一の止まっていた時間が動き出す。
公式サイト
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