2023年10月から11月にかけて上演される、ブロードウェイミュージカル『キャメロット』よりメインビジュアルが公開された。本作は、アーサー王伝説の古典的ブロードウェイミュージカルを日本初上演するもの。アーサー王役は坂本昌行、ランスロット役は桐山照史(ジャニーズWEST)が演じる。
T.H.ホワイト「永遠の王」を原作として、『マイ・フェア・レディ』の名コンビであるアメリカの脚本家アラン・ジェイ・ラーナーと作曲家フレデリック・ロウによって書かれた本作。アーサー王に関する史実やエピソードには諸説があり、これまで数多くの映画や舞台でその生き様が描かれてきたが、その中でもこの『キャメロット』は、着眼点を変えてアーサー王伝説を描いた作品となっている。
1960年にブロードウェイのマジェスティック劇場で初演され、アーサー王役をリチャード・バートン、ランスロット役をロバート・グーレ、グィネヴィア役をジュリー・アンドリュースが演じ、トニー賞を4 部門受賞するなど大きな話題となったほか、1967年に制作された同名映画でも数々の賞を受賞。壮大な音楽とドラマチックなストーリーで、正統派古典ミュージカルと呼ぶにふさわしい作品の日本初上演の演出は、宮田慶子が手掛ける。
アーサー王役の坂本、円卓の騎士ランスロット役の桐山照史(ジャニーズWEST)に加え、アーサー王の妻グィネヴィア役には唯月ふうか。アーサー王の隠し子で謀反を起こすモルドレッド役には入野自由。そして、キャメロットに流れ着いた辺境の騎士ペリノア役には、今井清隆が名を連ねている。
ブロードウェイミュージカル『キャメロット』は、10月7日(土)から10月28日(土)まで東京・日生劇場、11月4日(土)から11月20日(月)まで大阪・大阪松竹座にて上演される。チケットは、9月3日(日)10:00より一般発売開始。
あらすじ
中世イングランドの都キャメロット。
アーサー王(坂本昌行)は政略結婚を嫌がり逃げ出したグィネヴィア(唯月ふうか)と森の中で出会い、互いの素性を明かさないまま、二人は恋に落ちる。
グィネヴィアを王妃として迎えたアーサー王は、戦いが絶えない時世の中でも正義と公正さを信じ、武力ではなく法による統治を目指す。そして、皆が対等に話し合える円卓会議を発案し、イングランド全土から気高き騎士の招聘を試みる。
辺境の騎士ペリノア(今井清隆)は図らずもキャメロットへ流れ着いた一人だが、そんなアーサー王の噂を聞きつけたフランス人騎士ランスロット(桐山照史)も一路キャメロットへ向かい、王に直談判で志願、「円卓の騎士」の一員となる。
アーサー王は極めて優れた騎士道精神を持つランスロットに惚れ込み、全幅の信頼を置くようになるが、その裏でランスロットと最愛の妻グィネヴィアが密かに愛し合っていることを知る。二人の幸せを願うものの、自身への裏切りを許すことができず、苦悩するアーサー王。そこに追い打ちをかけるように隠し子のモルドレッド(入野自由)が現れ・・・。
CAMELOT is presented through special arrangement with Music Theatre International (MTI), New York, NY, USA.
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