株式会社紀伊國屋書店より、2021年12月17日(金)に、第56回紀伊國屋演劇賞の受賞団体および受賞者が発表された。団体賞に輝いたのは劇団俳優座(『正義の人びと』『雪の中の三人』『インク』『戒厳令』『面と向かって』 の優れた舞台成果に対して)。個人賞は、ひびのこづえ、松尾貴史、緒川たまき、吉田羊、上村聡史の5名が受賞した。
「紀伊國屋演劇賞」は、紀伊國屋ホールと紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAを運営する紀伊國屋書店が1966年に創設した演劇賞。芸術鑑賞の気運を醸成し、現代日本における文化・芸術の交流の場として、さらに新しい芸術創造の進展に寄与するため、毎年1月より12月までの間、東京において上演される演劇公演を審査の対象として選出している。
審査委員は、小田島恒志、大笹吉雄、長谷部浩、林あまり、高井昌史の5名(2021年12月現在)。贈呈式は2022年1月27日(木)に実施される。
団体賞(賞状並びに賞金二百万円)
劇団俳優座
(『正義の人びと』『雪の中の三人』『インク』『戒厳令』『面と向かって』 の優れた舞台成果に対して)
個人賞(賞状並びに賞金五十万円)
ひびのこづえ
(NODA・MAP公演『フェイクスピア』の衣裳に対して)
松尾貴史
(二兎社公演『鷗外の怪談』における 森林太郎<鷗外> の演技に対して)
緒川たまき
(ケムリ研究室公演『砂の女』における女の演技に対して)
吉田羊
(パルコプロデュース公演『ジュリアス・シーザー』におけるブルータスの演技に対して)
上村聡史
(舞台『Oslo(オスロ)』、世田谷パブリックシアター公演『森 フォレ』の演出に対して)