山本耕史、クリスタルケイら出演日米合作ミュージカル『RENT』稽古スタート

2024年7月15日2024年7月25日

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2024年8月21日（水）から東京・大阪で上演する日米合作ブロードウェイミュージカル『RENT』に出演する山本耕史、クリスタルケイのコメント映像が公開された。

『RENT』は、NYイースト・ヴィレッジに生きる若者たちの姿をビビッドに描き、ピュリツァー賞やトニー賞などに輝いた、ロック・ミュージカルの金字塔。ブロードウェイでは2008年９月まで、12年にわたってロングラン上演が行われ、計5124公演を記録している。

2006年に映画化もされた同作は、日本では1998年に初めて日本語上演版（主演：山本耕史）が行われて以降、来日公演も幾度となく開催してきた。そして、この夏、初の日米合同のキャストで上演される『RENT』が誕生する。
「まだ想像がついていない。今回は日本語ではないし･･･」（山本）

6月下旬、稽古が始まる前に行われたというインタビューでは、山本が稽古前の気持ちを聞かれ「まだ想像がついていない、今回は日本語ではないし･･･」と英語での現場に不安を見せつつ、26年前にも同役を演じた経験を活かしていきたいと話している。

また、クリスタルケイは、見どころのシーンとして「みんなの思いを代弁してモーリーンがパフォーマンスをするシーン。どれだけメッセージを伝えられるか、自分も楽しみにしています」とアピール。

7月に入って海外からのキャストも来日。日米合作『RENT』カンパニーの稽古がついに始まり、初めの１週間は歌稽古から始まったという。演出家：トレイ・エレット、音楽監督：キャサリン・A・ウォーカーの指導のもと、1曲1曲丁寧に作り上げられている。

2023年にケネディ・センターで上演された『RENT』のワールド・シンフォニック・プレミアに出演したロジャー役のアレックス・ボニエロや20周年記念ナショナル・ツアーでトム・コリンズを演じたアーロン・アーネル・ハリントン、そして近年、ブロードウェイでの活躍が目覚ましいエンジェル役のジョーダン・ドブソンなど、実力派が揃った今回。

すべて英語で進む稽古を見ていると、まるでニューヨークにいるような感覚に。稽古場の外ではアメリカから到着した大量の衣装がズラリと並び、連日、各キャストのフィッティングも実施。ここから約1ヶ月半の時間をかけて、日米合作『RENT』が作り上げられていく。

日米合作ブロードウェイミュージカル『RENT』は8月21日（水）から9月8日（日）まで東京・東急シアターオーブで上演予定だ。

『RENT』あらすじ

舞台は20世紀末のNY-イースト・ヴィレッジ。荒廃したアパートに住み、家賃（レント）も払えず貧しい生活を送るマークとロジャー。映像作家を目指すマークは女性弁護士ジョアンと付き合い始めた元恋人のパフォーミング・アーティスト、モーリーンに今も振り回されている。シンガーソングライターを目指すロジャーは、曲が書けず悶々とした日々を過ごしているが、ナイトクラブダンサーのミミと出会い、互いに愛し合うものの、心はすれ違う。共にHIVポジティブのエンジェルとコリンズは永遠の別れを迎える。ある日、行方不明になっていたミミが手遅れの状態で発見される。真っ直ぐな気持ちでミミに向きあうロジャーが、やっと書き上げたラブソングを捧げると･･･