2020年、コロナ禍における新たな演劇鑑賞スタイルとして、シーエイティプロデュースが立ち上げた「STAGE GATE VRシアター」。このほど、7月に上演されたvol.1『Defiled-ディファイルド-』、9月にワタナベエンターテインメント共催で上演されたvol.2『Equal-イコール-』の一挙配信が決定した。
2作はそれぞれストレートプレイの二人芝居をリーディングスタイルに変え、あらゆる組み合わせのキャストで上演。『Defiled-ディファイルド-』は、鈴木勝秀の演出のもと、総勢19名のキャストが2人1組で日替わり上演。
末満健一のオリジナル戯曲を元吉庸泰が演出した『Equal-イコール-』は、2つの役を2人の俳優が演じあう戯曲にVRならではの演出を施し、“体験型演劇”を体現した。
今回の再配信は、あらゆる組み合わせを見比べて楽しめる一挙配信となっている。
配信情報
【配信期間】2021年2月13日(土)~3月31日(水)
【一組視聴券】3,500円(消費税込み)
【先行発売】2021年2月3日(水)開始
【販売プレイガイド】ぴあ、楽天チケット、e+(イープラス)、チケットペイ
※チケット購入をされた方は、一組の公演を、シリアルコード入力後、配信期間中通して1週間視聴可能。
※チケットは配信期間中いつでもお買い求めいただけます。
※複数公演をご視聴希望の方は、各公演のチケットをそれぞれお買い求めください。
【公式サイト】https://stagegate-vr.jp/
作品情報
STAGE GATE VR シアター vol.1『Defiled-ディファイルド-』(リーディングスタイル)
【作】LEE KALCHEIM
【翻訳】小田島恒志
【演出】鈴木勝秀
【音楽】大嶋吾郎
【あらすじ】
ハリー・メルデンソン、図書館員。自分の勤める図書館の目録カードが廃棄され、コンピュータの検索システムに変わることに反対し、建物を爆破すると立てこもる。目まぐるしく変化する時代の波に乗れない男たちが、かたくなに守り続けていたもの。神聖なもの。それさえも取り上げられてしまったら・・・。
交渉にやってきたベテラン刑事、ブライアン・ディッキー。緊迫した空気の中、巧みな会話で心を開かせようとする交渉人。拒絶する男。次第に明らかになる男の深層心理。危険な状況下、二人の間に芽生える奇妙な関係。果たして、刑事は説得に成功するのか――。
作品情報
STAGE GATE VR シアター vol.2『Equal-イコール-』(リーディングスタイル)
【作】末満健一
【上演台本・演出】元吉庸康
【音楽】園田 涼
【あらすじ】
18世紀初頭、ヨーロッパの田舎町。
肺の病を患い長い間病床に伏しているニコラと、町の小さな診療所で新米医師として働く幼馴染のテオ。テオはニコラのために、かつて実在しながらも失われた学問「錬金術」を蘇らせようと試みる。それは「錬金術」における主要研究とも言える「不老不死」の実現を目指すものであった。
しかし、死期の迫るニコラは次第に不可解な行動を見せるようになり、テオとニコラの運命の七日間がはじまるのだった。