2020年8月29日(土)20:00からWOWOWライブで、『宝塚への招待 明⽇海りおスペシャル―花組「CASANOVA」副⾳声解説付―』が放送される。5年半の長きにわたって花組のトップスターを務め、2019年11月に惜しまれつつ退団した明日海りおのスペシャル番組で、2019年2月から4月に宝塚歌劇団の花組で上演された祝祭喜歌劇『CASANOVA』を、運命の恋人ベアトリーチェを演じる仙名彩世と、明日海本人による副音声付きで放送する。放送に先駆けて、明日海りおが本作への思い入れや収録を振り返っての感想、仙名彩世への思いなどを語った。
『CASANOVA』は、18世紀、世界中の女性たちをとりこにしてきたという希代のプレーボーイ、ジャコモ・カサノヴァが真実の愛に出合うまでの冒険譚を描き出したスペクタクル・ミュージカル。この作品について「お芝居とショーという二本立ての作品ではないのですが、それを感じさせないぐらいとても華やかな作品」と切り出した明日海は、「私はとても女性にモテる役で。誰からもキャーキャー言われて、とても楽しかったですね。役としては、とてもゆとりのある大人の男性の役だったのですが、私自身もアドリブとかをはさみつつ、共演者とのお芝居を楽しんでいました。いろんなダンスナンバーや、いろんなジャンルの歌が盛り込まれていて、とても宝塚らしい作品だと思っています」と解説。
さらに「私としては、退団公演のひとつ前の作品なので、とてものびのびとしていて。1日1日の舞台をとても楽しんでいる時でした。ですから、個人的にはとても楽しい思い出しかない作品。それを今回皆さまに見ていただけるのは、とてもうれしいです」と振り返った。
この『CASANOVA』は、明日海とコンビを組んでいた、花組のトップ娘役・仙名彩世の退団公演ということで、今回の副音声収録は明日海りお、仙名彩世のコンビで行われた。「ゆきちゃん(仙名の愛称)とはすごく久しぶりに会ったので、元気でいてくれてよかったなと思いました。収録は、いつものようなテンポ感で、2人で自由にしゃべらせてもらいました。ゆきちゃんはいつもたくさん次から次へとしゃべってくれて。わたしは『うん、うん』と聞いていればいい感じ。すごく懐かしいなと思いながら、本当に現役時代にタイムスリップしたような感じでした」と振り返る明日海。
また、「時々、画面でやっていることとは関係ないこともしゃべったりもしていますし、当時を振り返って『実はこうだったんです』とか『もっとこうしておけばよかった』なんてこともお話したりして。改めて宝塚っていいな、舞台っていいな、というのを確信しましたし、自分で言うのもあれですけれども、ファンの方がお聞きいただけたらとても楽しいんじゃないかなと思います」と付け加えた。
そしてさらに8月29日の放送では、大の明日海りおファンとして知られるフリーアナウンサーの高橋真麻と明日海による特別対談も放送。その収録を終えた明日海は「真麻さんにお子さんが生まれたというニュースを見ていたのですが、今日お会いしたら陽のパワーがすごかったですね。すごく楽しそうにお話してくださっていて。でもアナウンサーさんとして、プロフェッショナルでいらっしゃるから、お話を回していただく時は私もしっかりと甘えさせていただいて。質問には本当に素直にお答えできましたし、ノンストレスな収録でしたね」と述懐。
カラオケ好きで知られる高橋について「真麻さんは歌がお上手ですもんね。アナウンサーさんで、お声もきれいだから。時期的に今は難しいですが、大丈夫な時が来たら、カラオケをいつかご一緒していただきたいです。私もカラオケ大好きなんで」とラブコールを送るひと幕もあった。
◆番組情報
『宝塚への招待 明⽇海りおスペシャル―花組「CASANOVA」副音声解説付―』
2020年8月29日(土)20:00 WOWOWライブにて放送
【副音声】明日海りお(元花組トップスター)、仙名彩世(元花組トップ娘役)
【特別対談ゲスト】高橋真麻