2020年11月に東京・シアタートラムにて上演が決定してる現代能楽集Ⅹ『幸福論』~能「道成寺」「隅田川」よりのビジュアルが公開となった。
世田谷パブリックシアター芸術監督である狂言師の野村萬斎が企画・監修を務める「現代能楽集」シリーズは、芸術監督方針である「地域性、同時代性、普遍性」「伝統演劇と現代演劇の融合」「レパートリーの創造」という3つの柱にもとづき、古典の知恵と洗練を現代に還元し、現在の私たちの舞台創造に活かしていきたいという考えから、生まれたシリーズ。
2003年以降、川村毅、鐘下辰男、宮沢章夫、野田秀樹、倉持裕、前川知大、マキノノゾミなど 、日本の演劇界を代表する錚々たる顔ぶれが作・演出を手掛けてきた。
記念すべき第10弾となる今回は、近年、演劇賞を立て続けに受賞している劇作家/演出家・瀬戸山美咲と、たぐいまれな筆力をもつ劇作家・ 長田育恵により、今を生きる私たちのための現代演劇を創作。
出演となる瀬奈じゅん、相葉裕樹、清水くるみ、明星真由美、高橋和也、鷲尾真知子の6名は「道成寺」「隅田川」でそれぞれ異なる役を演じ、それぞれの幸福論を立ち上げる。
「道成寺」では、父・母・息子の幸福な家族がさらなる幸福を激しく求めた結果の悲劇を描き、「隅田川」では、運命的に出逢う3世代の女たちが、 誰の目も届かない社会の片隅でありえるかもしれない物語が紡がれていく。
現代能楽集Ⅹ『幸福論』~能「道成寺」「隅田川」よりは2020年11月より東京・シアタートラムにて上演予定。
【公式サイト】https://setagaya-pt.jp/