第28回読売演劇大賞の結果が、2021年2月9日(火)に発表された。大賞・最優秀女優賞は『殺意 ストリップショウ』と『真夏の夜の夢』の演技が評価された鈴木杏、最優秀作品賞は『リチャード二世』、新人賞にあたる杉村春子賞は小瀧望が受賞。
そして、最優秀男優賞を山崎一、最優秀演出家賞を藤田俊太郎、最優秀スタッフ賞を齋藤茂男、芸術栄誉賞を緒方規矩子、選考委員特別賞を現代能楽集X『幸福論』~能『道成寺』『隅田川』よりが獲得した。
「読売演劇大賞」は、1月から12月までに上演された国内演劇を対象に決定する賞として、1992年に創設。選考委員のノミネート、投票委員の投票という2段階を経て、作品・男優・女優・演出家・スタッフの5部門の年間最優秀賞を決定。新人を顕彰する杉村春子賞のほか、長年の功績や優れた企画を顕彰する芸術栄誉賞が設けられている。
正賞はブロンズ像「蒼穹(そうきゅう)」、副賞は大賞・最優秀女優賞に200万円、その他の最優秀賞並びに杉村春子賞、芸術栄誉賞、選考委員特別賞に各100万円が贈呈される。贈賞式は2月25日(木)に東京・帝国ホテルで開催。
贈賞式は「読売オンライン」にてライブ配信される。
読売オンライン:https://www.yomiuri.co.jp/
受賞作・受賞者の詳細は以下のとおり。
【大賞・最優秀女優賞】鈴木杏
『殺意 ストリップショウ』『真夏の夜の夢』の演技
【最優秀作品賞】『リチャード二世』
【最優秀男優賞】山崎一
『十二人の怒れる男』『23階の笑い』の演技
【最優秀演出家賞】藤田俊太郎
『天保十二年のシェイクスピア』『NINE』『VIOLET』の演出
【最優秀スタッフ賞】齋藤茂男
『アルトゥロ・ウイの興隆』現代能楽集X『幸福論』~能『道成寺』『隅田川』よりの照明
【杉村春子賞】小瀧望
『エレファント・マン』の演技
【芸術栄誉賞】緒方規矩子(衣装デザイナー)
【選考委員特別賞】
現代能楽集X『幸福論』~能『道成寺』『隅田川』より
【優秀作品賞】
絢爛豪華 祝祭音楽劇『天保十二年のシェイクスピア』
『ゲルニカ』
ミュージカル『NINE』
【優秀男優賞】
大谷亮介、片岡仁左衛門、小瀧望、城田優
【優秀女優賞】
安蘭けい、池谷のぶえ、神野三鈴、那須佐代子
【優秀演出家賞】
詩森ろば、瀬戸山美咲、原田諒、眞鍋卓嗣
【優秀スタッフ賞】
梅田哲也、乘峯雅寛、前田文子、宮川彬良