2020年2月に上方落語の巨星・桂米朝と中川絹子夫妻の生涯を描いた、舞台『喜劇 なにわ夫婦八景 米朝・絹子とおもろい弟子たち』が上演されるが、このほど内博貴が米朝夫妻の愛息子・桂米團治役を演じることが明かされた。
本作では今や上方落語を語る上で欠かせない桂米朝を陰日向となり支え続けた絹子夫人の人生から、これまでに明かされることのなかった米朝の素顔や、息子であり弟子である現・米團治をはじめ、個性豊かな弟子たちとの波瀾万丈ながらも温かな共同生活を描かれる。
OSSKの“駒ひかる として一世を風靡した華やかな時代から、長年、夫・桂米朝と一門の弟子たちを支えた中川絹子役を真琴つばさが演じ、物語の要となる桂米朝役を筧利夫が務める。
◆キャスト
中川絹子(桂米朝の妻):真琴つばさ
桂米朝:筧利夫
中川明(桂小米朝 、 後の五代目米團治):内博貴
海乃くじら(漫才師):池乃めだか
海乃いるか(漫才師):西川忠志
桂朝丸(後の桂ざこば):今野 浩喜
正岡容(米朝の師):野田 晋市
勝浦千浪(OSK のスター):桜花昇ぼる
三津谷武夫:曽我廼家文童
桑田末子(絹子の母):三林 京子
四代目桂米團治(米朝の師匠):桂ざこば
◆内博貴
まずは公演が大阪松竹座とのことで嬉しく思います。ここは僕の原点の場所でもあります。大好きな劇場です。そして何よりも共演者に桂ざこばさんが!!!ざこばさんには昔から可愛がって頂いておりまして、プライベートではパパと呼ばせてもらっています。そのパパと同じステージに立てると言うのは一つの夢が叶った気持ちです。非常に楽しみにしております。
そして、米團治さん役、一生懸命つとめます!関西弁でのお仕事は自身が主演しました『オダサク 』以来です。素晴らしい作品に出来るよう、皆さんの力になれたらと思います。
◆桂米團治
私の両親(桂米朝&駒ひかる)の人生が松竹座の舞台になるなんて、有難いかぎりです。OSK出身の母の役をタカラヅカの元トップ、真琴つばささんが演じられるのがとても嬉しいですし、父に扮するのが筧利夫さんだなんて、めっちゃ興味をそそら れます。
そして、私に扮するのがジャニーズの内博貴さんとは・・・嗚呼、申し訳ない。実物より百倍かっこええ人間になりそう。お客様方には、昭和初期から平成に至る上方の地で、落語という話芸の素晴らしさを広く世間に知らしめようと尽力した男と、それを支えるために身を粉にして働いた女の生涯をご覧頂きたく思います。夫婦の情愛、不協和音もまた楽し!
『喜劇 なにわ夫婦八景 米朝・絹子とおもろい弟子たち』は2020年2月1日(土)から2月16日(日)まで大阪・松竹座にて上演される。