2019年10月より東京と大阪にて『フラガール – dance for smile -』が上演されることが明かされた。原作となる映画『フラガール』は2006年に公開され、第80回キネマ旬報ベストテン1位、第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した、日本映画の傑作。
舞台は昭和40年という時代を背景に、エネルギーの石油化の波に飲まれながらも、需要の下がる石炭を堀り続ける福島県いわき市の炭鉱町。滅んでいく産業の中で働く人間が力強く生きていく姿をみごとに表現し、常磐ハワイアンセンター設立までのエピソードを、フラガールに生まれ変わっていく少女達の笑顔と涙で描ききった作品である。
舞台版ではフラガールのリーダー谷川紀美子役に、乃木坂46の井上小百合、かつて都会のダンサーだったにもかかわらず炭鉱の娘達にフラダンスを指導することになる平山まどか先生役に元℃-uteのリーダー矢島舞美、父親に勧められフラガールに参加する引きこもりの娘で、映画版では南海キャンディーズの山崎静代が演じた、熊野小百合役に富田望生が決定。またフラガールのメンバーには吉田美佳子、伊藤修子らが合顔を揃えた。
フラガールたちをとりまく男優陣は味方良介、中山優貴ら。炭鉱を支え続ける事が女の生き方と信じ、娘紀美子と対立する母親の谷川千代役に有森也実、炭鉱を閉じ常磐ハワイアンセンターへの計画を進めるも、頼りない企画部長・吉本紀夫役に山崎銀之丞の名前が明かされた。
羽原大介と李相日の映画原作を新作舞台化するにあたり、総合演出には河毛俊作が、そしてプロデュースと構成演出として、巨匠岡村俊一が名を連ねる。
『フラガール – dance for smile -』は以下の日程で上演される。
【東京公演】10月18日(金)~10月27日(日) 日本青年館ホール
【大阪公演】11月2日(土)~11月4日(月・祝) サンケイホールブリーゼ
【公式サイト】http://www.rup.co.jp/