舞台『フラガール』稽古場公開でフラを披露!樋口日奈「“一山一家”の気持ちを大切に」

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乃木坂46の樋口日奈が舞台単独初主演を務める『フラガール − dance for smile –』稽古場公開が3月15日(月)に東京都内で行われ、樋口、矢島舞美、山内瑞葵(AKB48)、安田愛里(ラストアイドル)、隅田杏花(劇団4ドル50セント)、朝倉ふゆな、吉田美佳子が出席した。

本作は2006年に公開され、第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞などを受賞した同名映画の舞台化作品。物語の舞台は、昭和40年の福島県いわき市。常磐ハワイアンセンター設立までのエピソードを、フラガールに生まれ変わっていく少女たちの笑顔と涙と共に描く。

舞台『フラガール』稽古場公開でフラを披露!樋口日奈「“一山一家”の気持ちを大切に」

構成演出を務める岡村俊一は、取材に先立ち「出演者全員3日前にPCR検査を受けて、昨日の時点で全員陰性です。無事本番に向けて稽古を重ねております。普段はマスクをしてお稽古をしていますが、今回、皆さんの前で初めてマスクをとる形になります」と説明。

そして「今、日本の経済や政治や色々なことが傾いていく中で、エンターテインメントが本当に不要なものなのかという問いのヒントになるんじゃないかと思い、日々、稽古を続けています。ぜひ、このフラガールたちの奮闘を見てやってください」と熱い思いを述べた。

舞台『フラガール』稽古場公開でフラを披露!樋口日奈「“一山一家”の気持ちを大切に」

谷川紀美子を演じる樋口は「この物語に出てくる“一山一家”(そのヤマで働く人すべてが家族であるという考え方)の気持ちを大切に、キャストの皆さんと一致団結して、少女たちの人の心を動かすほどの熱い気持ちや力強さを、見に来てくださった皆さんの心にぶつけられるようにがんばります」と挨拶。

舞台『フラガール』稽古場公開でフラを披露!樋口日奈「“一山一家”の気持ちを大切に」

平山まどか役の矢島は「今作は1年半前の再演ですが、また同じ役で戻ってくることができてうれしいです。一部キャストも変わって、前回と全く違うものになるだろうなと感じているので、すごく本番が楽しみです。見ている人の心に響くような作品ですので、たくさんの方に感動したと言ってもらえるようにがんばります」と意気込んだ。

舞台『フラガール』稽古場公開でフラを披露!樋口日奈「“一山一家”の気持ちを大切に」

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木村早苗役の山内は「久しぶりの舞台で、そして学生を卒業してからは初の舞台となるので、毎日ドキドキしながら稽古に臨んでいます。見に来てくださった皆さんにフラガールを始めて見た時に私が感じた感動を舞台でお届けできたらいいなと思っています」、安田は「まだまだ未熟なところもありますが、周りの皆さんに支えてもらい切磋琢磨しながらがんばっているので、楽しみにしていてください」とコメントを寄せた。

舞台『フラガール』稽古場公開でフラを披露!樋口日奈「“一山一家”の気持ちを大切に」

隅田は「ぽっちゃりした役柄なのですが、このコロナ禍で健康について考える時間があったので、ダイエットをがんばってしまったんです。そうしたら、このお話をいただいて、今、2週間で8キロくらい戻しました。今日も岡村さんにまだ細いんじゃないと言われたので、本番までにあと5キロくらい増やして、お芝居はもちろん、見た目もしっかり作っていけるようにがんばります。体型も楽しみにしていただけたら」とアピールした。

また、本作が舞台初主演となる樋口は、座長としての思いを聞かれ「今まで主演の方に付いていく気持ちで舞台に臨んでいましたが、今回は引っ張らなきゃ、と。ですが、前回出演されていたキャストの皆さんもたくさんいるので、周りの方に支えられて立たせてもらっていると思います」と明かした。

舞台『フラガール』稽古場公開でフラを披露!樋口日奈「“一山一家”の気持ちを大切に」

稽古場では「団結が一番大事」だと考え、「みんなにすごく話しかけました。私自身あまり人見知りしないですし、心の扉をノックしたらすぐ開けてくれそうな人ばかりだったので、私も扉を全開にして、最初から仲良くしようと心掛けました」という。

そんな樋口に対し、矢島は「初演で主演を務めた乃木坂46の井上(小百合)ちゃんは素朴さがあって、触れたら壊れてしまうんじゃないかという儚さがあったけれど、樋口ちゃんはすごく芯があって、稽古場での居方が格好いい。初日からセリフも全部入っていたりと、陰で努力されているので、そういう主演を見るとみんなが着いていかなきゃと思いますし、現場の雰囲気を作ってくれています」と絶賛していた。

舞台『フラガール』稽古場公開でフラを披露!樋口日奈「“一山一家”の気持ちを大切に」

さらに、今回、コロナ禍での上演となるが、樋口は「コロナ前は、お客さんがいるのは当たり前に感じていましたが、今、こういう状況になって、お客さんが来てくださることが本当にありがたいことで、かけがえのないことだと感じています。お客さんがいてくださるからこその舞台だと思っています。生で感じる感動が散りばめられた作品なので、私たちも今できることを100%出し切って伝えたいと思っています」と力を込めた。

なお、この日の取材では、劇中で踊られるフラダンスが2曲披露された。

(取材・文・撮影/嶋田真己)

目次

『フラガール − dance for smile –』公演情報

上演スケジュール

2021年4月3日(土)~4月12日(月) Bunkamura シアターコクーン

キャスト・スタッフ

【出演】
高橋龍輝
吉田智則
武田義晴
工藤潤矢
隅田杏花(劇団4ドル50セント)
朝倉ふゆな
吉田美佳子
近藤雄介
黒川恭佑
松本有樹純
濱田和馬
岩上隼也
草野剛
秋谷百音
大串有希
尾崎明日香
三橋観月
古田小夏
相吉澤栞音
Mirii
有森也実

【作】羽原大介 李相日
【総合演出】河毛俊作
【構成演出】岡村俊一

【公式サイト】http://www.rup.co.jp/hula-girl_2021.html

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