第26回読売演劇大賞の結果が、2019年2月5日(火)に発表された。読売演劇大賞は、演劇文化の振興のために1992年に創設、選考委員のノミネート、投票委員の投票という2段階を経て、作品、男優、女優、演出家、スタッフの5部門の年間最優秀賞を決定。第26回の大賞・最優秀演出家賞は栗山民也に決定した。栗山は、パルコ・プロデュース『チルドレン』、こまつ座『母と暮せば』の演出を高く評価され、今回の受賞に至った。
そして、最優秀作品賞はナイロン100℃の『百年の秘密』、最優秀男優賞は岡本健一、最優秀女優賞は蒼井優、最優秀スタッフ賞は上田大樹、杉村春子賞は松下洸平、芸術栄誉賞は木村光一に決定。また、二兎社の『ザ・空気 ver.2』~誰も書いてはならぬ~が、選考委員特別賞に選ばれた。各賞の詳細は、以下のとおり。
<第26回読売演劇大賞>
【大賞・最優秀演出家賞】栗山民也
【最優秀作品賞】ナイロン100℃『百年の秘密』
【最優秀男優賞】岡本健一
【最優秀女優賞】蒼井優
【最優秀スタッフ賞】上田大樹
【杉村春子賞】松下洸平
【芸術栄誉賞】木村光一
【選考委員特別賞】二兎社『ザ・空気 ver.2』~誰も書いてはならぬ~
【優秀作品賞】
オフィスコットーネプロデュース『夜、ナク、鳥』/『岸 リトラル』/劇団チョコレートケーキ『遺産』
【優秀男優賞】
松尾貴史、松下洸平、山崎一、横田栄司
【優秀女優賞】
犬山イヌコ、草笛光子、ソニン、藤山直美
【優秀演出家賞】
ケラリーノ・サンドロヴィッチ、瀬戸山美咲、永井愛、野木萌葱
【優秀スタッフ賞】
板橋駿谷、井上正弘、小笠原純、朴勝哲
受賞者には正賞としてブロンズ像・蒼穹、副賞として大賞・最優秀演出家賞に200万円、このほかの最優秀賞ならびに杉村春子賞、芸術栄誉賞、選考委員特別賞にはそれぞれ100万円を贈与。贈賞式は、2月28日(木)に都内にて。