Live Musical「SHOW BY ROCK!!」アルカレアファクトのビジュアル撮影に密着！レポート

2018年6月7日2024年7月23日

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2018年6月26日（火）・6月27日（水）に開催されるフェス公演に続き、8・9月に行われるLive Musical公演の詳細が続々と発表されているLive Musical「SHOW BY ROCK!!」。エンタステージでは、出演バンドより「アルカレアファクト」のビジュアル撮影現場に密着した。

昨年行われたフェス公演で初登場を果たした「アルカレアファクト」メンバーを演じるのは、糸川耀士郎、田中涼星、板垣李光人、滝川広大。昨年の公演を通してキャラクターづくりを深めた彼らが、どのようにビジュアル撮影に臨んでいたのか、その様子をレポートする。

アルカレの撮影は、2日間に渡って行われた。まず、トップバッターとして現場に登場したのは、アルゴン役の滝川。アルゴンといえば、欠かせないのが“筋肉”だ。滝川は、この撮影のため、事前にしっかり筋肉を作ってきたという。カメラマンから「大きめの、ウェイ系のポーズを（ちょうだい）！」と求められると、筋肉をキリッと盛り上げながら、「セイセーイ！」とポージングを決めていく。

そこへ、別室で撮影の開始を待っていた「シンガンクリムゾンズ」アイオーン役の輝馬が顔を出し、カメラマンと共に写真チェックの画面を覗き込む。「お前、いい笑顔してるよ～（笑）。よっ、金持ち！」と声をかけられると、照れた笑みを浮かべる滝川。普段、とても真面目な印象を受ける滝川だが、アルゴンを演じる時の弾けっぷりは見ていて気持ちがいい。様々なバージョンで「セイセイセーイ！」とポーズを決め、新作に向けたアルゴンの姿を作り上げていった。

続いては、オリオン役の田中が撮影現場に入る。わずかな時間ながら、顔を合わせた滝川と「最近どうしてた？」などと仲の良さげな会話を交わす姿も。そんなほんわかとした雰囲気から一転、オリオンに扮すると、まとう空気がぴりりと締まる。「何か、キャラクターらしいポーズってある？」とカメラマンに求られ、ポケットに手を入れたり、腕時計に触れたり、メガネをくいっと上げたり･･･“デキる男”なポーズと表情を作っていくが、さらに大きな変化をつけられないかと探っていく。

試行錯誤を続けながら、撮影は楽器を持ったショットへ。オリオンの担当楽器、ヴァイオリンが手渡されると、手慣れた様子でさっと構える田中。ヴァイオリンを手にしてからは、持ち方、角度まで徹底的にこだわり、ナイスショットを連発していく。その様子に、思わずスタッフ陣からは「水を得た魚のようだね～（笑）」と言葉がもれた。

翌日は、セレン役の板垣から撮影がスタートした。「よろしくお願いします！」と、相変わらずのかわいらしさを振りまきながら、スタンバイする板垣。ここで、カメラマンがあることに気がついた様子。「･･･背、伸びた？」と、レンズ越しに板垣の成長を見たようだ。現在16歳。育ち盛りの本人は「そうですかね？」とあまり実感はないようだったが、1年という時間は、少年をちょっぴり大人にしていた。

撮影中の板垣は、とにかくプロフェッショナル。「公演を通して、自分の中でもセレンという存在が確立されてきているのかな」と板垣。キャラクターの持つかわいらしさはもちろん、ちょっぴりSっ気をただよわせたり、公演を通して創り上げた“しょばみゅ”のセレン像を次々と体現していく。スタッフからも「かわいい･･･！」の声が止まらない。その的確さゆえ、どのカットも完璧なのであっという間に撮影終了に。

撮影後には、約1年ぶりのフェス公演に向けて「昨年より大きな会場で、しかもスタンディングなので、より皆さんにライヴ感や臨場感を感じていただけるのかなと、僕も楽しみにしています」と期待を口にしていた。

最後は、チタン役の糸川が撮影に臨む。どうやら、別作品の稽古の中で二の腕に筋肉がついたようで、「ちょっと（衣裳が）キツい･･･（笑）」と苦笑いしつつ、久しぶりにチタンという役に向き合っていく。オリオンと同じく、チタンも動きの激しいキャラではないため、腕組みをしてみたり、大きく手を伸ばしてみたりと、映えるポージングを模索する。

糸川に大きな変化が見えたのは、楽器を目にした時だった。「スイッチが入る」とか、「役が降りてくる」というのは、きっとこういう瞬間なのだろう。ポーカーフェイスの裏側に、情熱と闘志が見え隠れする。あまりの役への入り込み具合に、カメラマンも思わず「まだ時間があるから、さっき撮ったカットも撮り直していい？」とリクエスト。より良い仕上がりを求めて、撮影は続けられた。

糸川は「前回のLive Musical公演では、アルカレアファクトとして全員で話し合って、僕たち自身も感動できるような最高のパフォーマンスができたと思っています。今年のフェス公演は、それを上回る最高のメロディアスを皆さんにお届けしたいです」と意気込む。

また、全員続投で「アルカレアファクト」を演じられることを「本当に幸せ」と言い、「僕は、このメンバーと奏でるサウンドが大好きです。前回のLive Musical公演の中でも、本当にこのメンバーと“出会えてよかった”と思えるライヴができたので、6月のフェス公演でも、No.1を目指して一緒にがんばりたいです」と仲間への思いを語っていた。

ビジュアル撮影は、稽古に入るだいぶ前に行われる上、役の詳細が決まっていない場合などもあるが、今回の4人は、確実に自分の中で育てたキャラクターを、カメラの前でしっかりと表現していたように感じた。撮影された写真は、6月のフェス公演、および、8・9月のLive Musical公演の物販などで観ることができる。昨年の公演を経て、磨き上げられた「アルカレアファクト」の姿をお楽しみに（ですぞ♪）。