実は、青春モノ?!『High Life -ハイ・ライフ-』映像や音楽にもこだわった“トリップ”演劇、開幕

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2018年4月14日(土)に東京・あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)にて、SMA_STAGE第1弾『High Life -ハイ・ライフ-』が開幕した。ジャンキーがジャンキーらしい短絡的思考で企む犯罪と、その結末を描いた破天荒なこの物語を、今回は谷賢一のもと、古河耕史、細田善彦、伊藤祐輝、ROLLYといった顔ぶれが揃い、映像や音楽にもこだわった“トリップ”する演劇に仕上げた。

『High Life -ハイ・ライフ-』舞台写真_2

【あらすじ】
集まった男4人はいずれもジャンキー。保護観察中のディック(古河)、出所したばかりのバグ(伊藤)、腎臓が一つしかないドニー(ROLLY)、そして女性関係で追い込まれているビリー(細田)・・・人生に行き詰まった彼らは、一発逆転を狙って大金を手に入れようとディックが思いついた「ある計略」に乗って、銀行のATMを襲うために渋々手を組む。ディックの期待、バグの苛立ち、ドニーの緊張、ビリーの高揚・・・盗難車の中で息を潜める4人のテンションが極限まで張り詰めて、一触即発の事態が―。

『High Life -ハイ・ライフ-』舞台写真_3

開幕にあたり、谷と出演者4名からコメントが届いた。

◆谷賢一(演出)
演劇を始めて20年が経ちまして、そうすると段々と普通のお芝居にも飽きてきまして、毎度毎度「観たことないものを作ろう」「初めてのことをやろう」と心がけているのですが、それができました。Open Reel Ensemble with 山口元輝さんによる素晴らしい音楽と清水貴栄さんによるキッチュな映像がアクの強い俳優たちの演技と融和し、愉快に狂った世界を楽しんでもらえると思います。

◆古河耕史(ディック役)
何かしら、どこかしら、なぜだか、気になってくださるのなら、どうかご自身の目と耳で、確かめに来ていただきたい。数ある舞台、数ある演劇、数あるエンターテインメントの中で、私はこの芝居と歩む4月を、愛しています。身を粉にしています。楽しんでいます。評判・評価もございましょうが、ひととき、「クダラネェ」と共に呟いていただけたなら、実はそれこそ恐悦至極な作品なのであります。

◆細田善彦(ビリー役)
注)これは、青春モノです!
が、汗水流して追い求めるモノは青空のもと追う白球ではなく、暗闇を掻き分けて掴む白い粉!そんな、我々ジャンキーたちが一世一代の大仕事、銀行強盗をする。そんな、夢の扉を開ける瞬間!この謎の疾走感を劇場で体感して欲しい。

『High Life -ハイ・ライフ-』舞台写真_4

◆伊藤祐輝(バグ役)
稽古では、谷さん、キャストの皆さんと、役や作品についてじっくり話し合う機会を多くとっていただき、とても幸せな時間でした。今は初日を迎える嬉しさと緊張で、落ち着きません。全身全霊でぶつかり合う4人の姿を見ていただけたらと思います。

◆ROLLY(ドニー役)
男子4人だけのお芝居、歌も歌わない(ほんとはちょっとだけ歌うかも)ギターも弾かない、50歳をとうに過ぎての大きなチャレンジですが、必ずやROLLYの歴史に残る作品になるはずなので、皆様!見逃すと後悔致しますよ!ぜひ、マヌケなニューキャラ、ドニーを応援して下さいね!!!

SMA_STAGE 第1弾公演『High Life -ハイ・ライフ-』は、4月28日(土)まで東京・あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)にて上演。

【公式HP】http://sma-stage.com/highlife/

『High Life -ハイ・ライフ-』舞台写真_5

(撮影/宮川舞子)

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