原作アニメ フィン・オールドマン役 佐藤元からのカードを胸に赤澤遼太郎×丘山晴己がスタイリッシュに躍動!『HIGH CARD the STAGE』レポート

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原作アニメ フィン・オールドマン役 佐藤元からのカードを胸に赤澤遼太郎×丘山晴己がスタイリッシュに躍動!『HIGH CARD the STAGE』レポート

2024年1月19日(金)に東京・シアター1010にて『HIGH CARD the STAGE – CRACK A HAND』が開幕した。初日当日に公開ゲネプロとオフィシャル会見が行われ、赤澤遼太郎丘山晴己石橋弘毅七木奏音松田岳が登壇した。

原作は、トムス・エンタテインメント、人気漫画「賭ケグルイ」の原作者である河本ほむら、作家の武野光が共同で制作するメディアミックスプロジェクト。特定の者に異能力を与える52枚の《エクスプレイングカード》が国中に四散してしまい、そのカードを回収する集団《ハイカード》に加入したフィンと仲間たちの活躍を、ユーモアを交えてスタイリッシュに描いた「トランプ×異能力バトルアクション」作品だ。

2021年12月のドラマCD発売から、漫画、小説の連載とコンテンツが広がり続け、2023年1月にはアニメ第1期が放送。舞台の上演と同時期の2024年1月にはアニメ第2期の放送も決定している。

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演出は俳優としても活躍する山本一慶、脚本は西森英行、音楽はただすけが担当。主演であるフィン・オールドマン役を赤澤、そのバディであるクリス・レッドグレイヴ役を丘山が務める。

そのほかに、ハイカードメンバーのレオ・コンスタンティン・ピノクル役を石橋、ウェンディ・サトー役を七木、ヴィジャイ・クマール・シン役を松田が演じ、ハイカードのお目付役であるバーナード・シモンズ役として萩野崇、ライバル企業CEOノーマン・キングスタット役として久保田秀敏らが出演する。

オフィシャル会見では、まず主演の赤澤が「お話をいただいた時から楽しみにしていた作品なので、無事に初日を迎えられるのが本当にうれしい気持ちでいっぱいです。ワクワクドキドキなんですけど、たくさんお客様を笑顔にできるように頑張ります」と意気込みを披露。

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丘山は「この素敵な作品と共に、キャストもみんなそれぞれ役と向き合ってきて、演出の一慶さんはじめ、赤澤くんはじめ、みんなに引っ張っていただいて、すごくワクワクするようなスリリングな作品になったと思います」と自信を覗かせると、続けて「ここからお客さんが千秋楽に向けてどんどん右肩上がっちゃう♪ そんな作品にしたいなと思っています」と丘山らしいコメントに会場から笑いが起こった。

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石橋は「少し緊張する気持ちもあるんですけど、何より僕たちが思いっきり楽しんで、観に来たお客様が何回も来たいとあっという間に感じてもらえるような時間にしたいです」と期待を込めた。

七木は「本当に始まる前から楽しみにしていた作品で、素敵な皆さんが集まっていて、やっと今日、お客様に届けられるんだという気持ちとドキドキしている気持ちがあります。公演が始まってお客様と一緒に『HIGH CARD the STAGE』の時間を育てていけたらいいなと思います」と意気込みを語った。

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松田は「今日という日をとても楽しみにしてまいりました。本当に良いカンパニーで、ハイカードメンバーだけでなく、全体がこの作品に向かって届けるという思いがステージ上から伝わって、最後にはこのカンパニーのことをすごく好きになっていただけるんじゃないかと思っていますので、お客様の反応が楽しみです」と期待を寄せた。

本作の見どころについて、赤澤は「キャラクターのかわいらしいところとか、カッコイイところがすごくつまっていて、舞台ならではの歌やダンスシーンもあって、キャラクターが3次元に出現している味わいが楽しいんじゃないかなと思います。個人的に演出がすごく目まぐるしくも観やすくて本当に面白く、スリリングになっているので、そこも楽しみにしていただきたいです」と挙げた。

丘山は「舞台『HIGH CARD』ならではの、そんな世界観でお届けできるんじゃないかと思います。もちろん原作アニメに忠実にやらせてもらっていますけど、舞台で観るフィン、ウェンディ、ヴィジャイ、レオ、クリスは原作とはまた違うなという感じで楽しんでもらいたいですし、ぜひ見比べてほしいなと思います」と見どころを語った。さらに、「今回はアフタートーク以外にも、舞台上での撮影タイムとか、(客降りでキャストから)キャラクターの名刺をもらったりとかいろいろあるので、そういった演出も楽しみです」と本編以外での見どころも挙げた。

石橋は「内容だけじゃなくて、衣裳だったり小道具だったりとかもたくさん登場するんですけど、こだわりぬいた部分を衣裳部の皆さんに再現してもらったり、助けてもらったりしています。また、映像がもう本当にすごくて、それにマッチングしている作品になっていて、いろんなところに魅力があります」と見どころをアピール。

七木は「お客様はフィンと一緒に物語を追っていくと思うんですけど、アニメにはない一方その頃という感じで、周りのみんなのサイドストーリーみたいなものがあります。そして、私たちハイカードのメンバーだけじゃなくて、アンサンブルの皆さんもいろんな役をやっているんですけど、一人一人魅力的なキャラクターを仕上げて作っているのを感じているので、飽きるところがないんじゃないかなと思います」と見どころを訴えた。

松田も「アンサンブルさんの方々がたくさんの役を演じられているんですけど、この役の人が次にこの役を演じているとか、そういう楽しみ方もできると思います」と七木に同調した。

稽古のエピソードを尋ねられると、松田は「山本一慶さんとはプレイヤーとしてご一緒することが多くて、演出・山本一慶さんの姿を初めて見たんですけど、本当に素晴らしくて、皆さんをまとめる統率力と、ユーモア、それにプレイヤーだからこそ現場の役者を気持ちいい感じにさせてくれるのが、すごかったです。『一慶、一慶 ブラボー! ブラボー!』と一慶くんのためにもハイカードステージを盛り上げていきたいなと思っております」と大絶賛。

七木は「転換もすごくて劇場に入ってから変わったこともたくさんあったのに、みんな対応してめちゃくちゃ頑張っている姿がすごく印象に残っています」と振り返った。

石橋は「一慶くんから演出として個別に指示されたことを実践したのに、みんなの前でそれをダメ出しされるという、辱めを受けたのが4度ほどありました(笑)」と演出の山本とのエピソードで笑いを誘った。

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赤澤は、稽古が始まって、ハイカードメンバーへ山本から「もっと仲良くなって」とダメ出しがあったというエピソードを明かし、「そこで、晴ちゃん(丘山晴己)考案で、みんなで中華を食べに行こうよとなったんです。油淋鶏とか、でっかい餃子とか食べて、次の日の稽古でめちゃめちゃ仲良くなったと一慶くんに言ってもらって、中華食べて良かったです」と振り返ると、丘山が「ミッション油淋鶏だね」と笑顔でコメントした。

最後に、登壇者たちからメッセージが送られた。松田は「本当に今日という日を待ち望んでおりました。お客様がこの作品を観て、すごくハッピーな気持ちになって帰路につけるように頑張って魂を届けたいと思っております」と意気込んだ。

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七木は「私も今日という日を迎えられてホッとしております。そして、演出の一慶さんをはじめ、主演の遼太郎くんをはじめ、このカンパニーのみんなが集まるとこんなに明るくて楽しい空間になるんだとすごく実感していて、私たちのそういう力も観てくださる皆様に届けられることを幸せに思っています」と喜びを口にした。

石橋は「カンパニー誰一人欠けることなく初日を迎えられたので、本当に最後まで突っ走りたいと思います。アニメ2期も始まったので、皆様にも口コミなどで面白いねと言ってもらえるような作品にできるよう僕たちも届けていくので、舞台も2期をやろうという声があがるように、そういう志で一生懸命頑張っていきたいと思います」と気合いを入れた。

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丘山は「観に来られたお客様に必ずやみつきになってもらえるような作品に、絶対になると思います。ハイカードロスになる将来も見越してますので、2回、3回必ず来てください。そして、ともにめちゃくちゃ楽しんで素敵な時間を過ごせたらいいなと思っています」と語った。

赤澤は「僕自身、すごく楽しみにしていた作品です。実は、本番前に原作アニメの声優さんと対談する機会が僕と晴己とでありまして、フィン役の佐藤元ちゃんから実際にお守りとして持っていたスペードの2のカードを頂いて、ここからフィンを託すということでバトンを受け取りました」とエピソードを明かすと、「アニメと舞台と一緒に『HIGH CARD』の輪を盛り上げていこうという気持ちが温かくて、僕自身もすごく安心して稽古することができました。この舞台を、原作ファンの方にも役者のファンの方にも、すごく楽しんでいただけて、より『HIGH CARD』の輪が広がるような、そんな舞台にできればと思っています」と会見を締めた。

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やんちゃで明るいフィンを好演する赤澤と、キザで軟派男なクリスがハマリ役な丘山の何から何まで正反対のバディと、石橋、七木、松田が演じる個性抜群なハイカードメンバーら。彼らと数々の登場人物たちとのスタイリッシュでクールな狂宴に、ダイナミックでスピード感あふれるストーリーとアクションによって、『HIGH CARD』の世界が見事にステージ上に作り上げられている。

『HIGH CARD the STAGE – CRACK A HAND』は、2024年1月19日(金)から1月29日(月)まで東京・シアター1010にて上演。

(取材・文・撮影/櫻井宏充)

目次

『HIGH CARD the STAGE – CRACK A HAND』公演情報

上演スケジュール

2024年1月19日(金)~1月29日(月) 東京・シアター1010

スタッフ・キャスト

【原作】TMS・河本ほむら・武野光「HIGH CARD」
【演出】山本一慶
【脚本】西森英行
【音楽】ただすけ

【出演】
フィン・オールドマン:赤澤遼太郎

クリス・レッドグレイヴ:丘山晴己
レオ・コンスタンティン・ピノクル:石橋弘毅
ウェンディ・サトー:七木奏音
ヴィジャイ・クマール・シン:松田岳

ノーマン・キングスタット:久保田秀敏
ボビー・ボール:里中将道
ミシェル・レッドグレイヴ:行天優莉奈
チェルシー・ハモンド:明音亜弥

バーナード・シモンズ:萩野崇

志村倫生、永咲友梨、岡本和樹、若林佑太、神谷亮太、竹内一喜

あらすじ

孤児院で育ったフィン・オールドマン(赤澤遼太郎)は、孤児院を立ち退きの危機から救うため一攫千金を狙ってカジノに乗り込み異能力を使う《プレイヤー》たちのトラブルに巻き込まれる。そこで出会ったのは、クリス・レッドグレイヴ(丘山晴己)。フィンはクリスに持っている“カード”を渡すよう迫られ、拘束され、気づいた時には――老舗自動車メーカー・ピノクルのオールドメイド支店に!
そこにはレオ・コンスタンティン・ピノクル(石橋弘毅)、ウェンディ・サトー(七木奏音)、ヴィジャイ・クマール・シン(松田岳)という個性豊かなプレイヤーたちが揃っていた。
持ち主に能力を与える52枚の《エクスプレイングカード》のこと、フォーランド国王の命により国中に四散したカードの回収を担う集団《ハイカード》のことを聞かされたフィン。
フィンは見習いとして《ハイカード》のメンバーに加わり、教育係のクリスとバディを組み、カード回収の任務にあたることに――。

「必要なのはマナーと気品、そして命を張れる覚悟です」

大義のため、欲望のため、復讐のため、カードを手中に収めんと奔走する人々。
カードが揃った時、訪れる運命は繁栄か破滅か、それとも――。

公式サイト

【舞台公式サイト】https://www.marv.jp/special/highcard/
【舞台公式X(Twitter)】@highcard_stage

【原作公式サイト】https://www.highcard.jp/
【原作公式X(Twitter)】@highcard_pj
【アニメ公式サイト】https://highcard-anime.jp/

(C) TMS/HIGH CARD Project (C) HIGH CARD the STAGE Project

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この記事を書いた人

演劇、海外ドラマ、映画、音楽などをマルチに扱うエンタメライター。エンタステージ立ち上げからライターとして参加し、小劇場から大劇場のストレートプレイにミュージカル、2.5次元、海外戯曲など幅広いジャンルにおいて演劇作品の魅力を日々お伝えしています!

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