劇団☆新感線×宮藤官九郎再び!ドクロの次はメタルが回る 『メタルマクベス』3バージョンを連続上演

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劇団☆新感線の『髑髏城の七人』を、花・鳥・風・月、そして、2018年3月17日(土)に開幕する『修羅天魔~髑髏城の七人 Season極』と5シーズンに渡り上演してきた360°回転する劇場「IHIステージアラウンド東京」。同劇場での次回作が、劇団☆新感線と宮藤官九郎がタッグを組んだ『メタルマクベス』であることが発表された。

本作は、演出をいのうえひでのり、脚本を宮藤が手掛けるという形で初めて挑んだシェイクスピア作品であり、2006年に初上演。ロックバンドが劇中で生演奏するという音楽に特化したスタイルでありつつ、シェイクスピアの『マクベス』の世界観は変えずに、2206年の廃退した近未来と、空前のバンドブームに沸いた1980年代の日本を二重の構造に置き換えるという大胆なアレンジで描かれ、大きな反響を呼んだ。初演から12年の時を経た今回は、宮藤自らが脚本を書き直し、キャストを変え演出にアレンジを加えた【disc1】【disc2】【disc3】の3作を連続上演する。

マクベス夫妻は、7月に開幕する【disc1】では橋本さとしと濱田めぐみ、9月より上演予定の【disc2】では尾上松也と大原櫻子、11月より上演予定の【disc3】では、浦井健治と長澤まさみが演じる。元劇団員である橋本は、これが約21年ぶりの劇団☆新感線作品への出演となる。

以下、工藤、いのうえ、マクベス夫妻を演じる6名より届いたコメント全文を紹介。

◆宮藤官九郎(作)
『メタルマクベス』は、それまで劇団☆新感線の単なるファンだった僕が初めて正式に関わった作品であり、シェイクスピアの原作を 読んだこともなく、しかもヘヴィメタルよりパンクが断然好きにも関わらず、いのうえさんに気に入られたい一心で引き受け、無我夢中で書いた作品です。改めて読み返すと良くも悪くも力んでいる。ガチガチに力が入っている。そして奇跡的に成立している。『メタル』の『マクベス』になっている。ですからキャストを一新して“回る”メタルマクベスになっても本質は変わらない、むしろ“回らない”メタルマクベスよりイイ感じになるだろうと踏んでいます。
ローリング・メタルマクベス、楽しみ!(ま、回るのはお客さんなんですけどね)

◆いのうえひでのり(演出)
観客席が回るIHIステージアラウンド東京の特性を考えるとここで上演できるのは場面転換が多く、長期公演でも耐性のある脚本のものということで『髑髏城の七人』か『メタルマクベス』しかないなと最初から思っていました。今回は【disc1・2・3】と3組ありますが、   基本的に演出とセットは変えません。ただ、そこに役者にシフトした演出を加えていきますし、はからずもいくつかのジェネレーションに分かれたキャスティングになったので、それぞれの特長は生かすつもりです。そしてやはり次の一番の挑戦は、生バンドが入るこの劇場初の“音楽劇”になるということ。もちろん『髑髏城~』ではできなかった新たな仕掛けもいくつか考え中ですので、楽しみにしていてください。

【disc1】
◆橋本さとし
自分の原点、劇団☆新感線の舞台に21年ぶりに戻ることになりました。皆さんにちょっとは成長した姿を見せられる気がしますし、そうでないとアカンとも思っています。噂に聞くと舞台裏はたくさん走らないといけない劇場みたいですが、僕、方向音痴なので迷子にならないようにしないと(笑)。しかも僕はダントツ年上ですし、ここはロック魂で勝負するしかないですね。disc1、一発目としてしっかりスタートを切って次にバトンを渡したいと思います。

◆濱田めぐみ
まさか自分が劇団☆新感線さんにお世話になるとは夢にも思っていませんでしたが、新境地を開くための冒険になるでしょうし、未知の世界でいろいろなことを吸収して新しい引き出しができそうで、今とてもワクワクしています。この年齢で新たな挑戦をさせていただけるなんて光栄ですし、ドキドキしている自分には「おい、かわいいところがあるじゃない」なんて思ったりもして(笑)。とにかく初めて尽くしなので、新入生の気持ちで飛び込むつもりです。

【disc2】
◆尾上松也
以前からいつか劇団☆新感線の舞台に出たいと思っていたので、今回声をかけていただき、天にも昇る気持ちで、本当に感無量です。でもまさか、『メタルマクベス』で僕に声がかかるとは思っていなかったのでとても驚きました。マクベスは一言で言えば悪役ですが、ただの悪じゃないので、こういう役どころは大好きです。何より、経験したことのない舞台装置で演じられることにもワクワクしていますし、体力もいつも以上につけておかないと、と覚悟しています。

◆大原櫻子
前回の舞台をDVDで観た時は「わっ、これをやるのか!」「私がマクベス夫人役?」とビックリしましたが(笑)、ふだんの自分にはない要素を持つ、未経験の役柄になると思うので楽しみですし、声をかけていただいて嬉しかったです。難しい役ですが今22歳の私がやることで、逆にオリジナリティあふれる役として演じられたら。disc1から3までそれぞれ違う色でお届けする中、大原櫻子の『メタルマクベス』という一色がうまく出せたらいいなと思っています。

【disc3】
◆浦井健治
劇団☆新感線に出演するのは3回目、これで“準劇団員”と名乗れます!夢が叶ってとても嬉しく思います。『メタルマクベス』の初演は、シェイクスピアの「マクベス」、宮藤官九郎さん、新感線の各世界観がカチッと重なっていた、これぞエンターテインメントな舞台で、鳥肌を立てながら観ていました。その作品で5年ぶりにいのうえさんの演出を受けられるのも最高に嬉しく、最高に怖い。ボッコボコにされつつもそのあとの景色を堂々と一緒に見られるよう、食らいついていきたいです。

◆長澤まさみ
もともと劇団☆新感線の舞台はお客様との一体感があるところや、観劇後に明るい気持ちで帰れるところが好きでいつかはと思っていたので、お話をいただけてとてもありがたく光栄でした。人を笑わせるのは好きな方なので今回のように作品にその様な要素が入っていると、よりやりがいを感じます。歌ったり踊ったりするみたいですし、稽古までに体力をつけていろいろと準備はしておくつもりです。disc1、2の舞台もぜひ観に行って、皆さんのいいところを盗みたいですね(笑)。

新感線☆RS『メタルマクベス』【disc1】【disc2】 【disc3】それぞれの詳細は、以下のとおり。上演はいずれも、IHIステージアラウンド東京(豊洲)にて。

◆ONWARD presents 新感線☆RS『メタルマクベス』disc1 Produced by TBS
【公演期間】7月23日(月)~8月31日(金)
【出演】
橋本さとし 濱田めぐみ/松下優也 山口馬木也/
猫背椿 粟根まこと 植本純米/橋本じゅん/西岡徳馬
山本カナコ 礒野慎吾 吉田メタル 村木仁 冠徹弥 富川一人 小沢道成

穴沢裕介 Erica 見目真菜 齋藤志野 鈴木智久 鈴木奈苗
橋本奈美 原慎一郎 山崎朱菜 山崎翔太 米花剛史 渡辺翔史
藤家剛 工藤孝裕 菊地雄人 熊倉功 あきつ来野良 横田遼 北川裕貴 紀國谷亮輔

【バンド】岡崎 司(guitars) 高井寿(guitars) 福井敏(bass) 松田翔(drums) 松崎雄一(keyboards)
【チケット発売日】4月28日(土)12:00~

◆ONWARD presents 新感線☆RS『メタルマクベス』disc2 Produced by TBS

【公演時期】9月中旬開幕予定
【出演】
尾上松也 大原櫻子/原嘉孝(ジャニーズJr.) 浅利陽介/
高田聖子 河野まさと 村木よし子/岡本健一/木場勝己
逆木圭一郎 インディ高橋 保坂エマ 市川しんぺー 徳永ゆうき 伊藤玻羅馬 常川藍里

蝦名孝一 大久保芽依 落合悠介 狩野新之介 岸波紗世子 嶌村緒里江
鈴木悠華 武市悠資 西田健二 本多陽葉 本多玲菜 渡部又吁
武田浩二 加藤学 川島弘之 南誉士広 藤田修平 森大 渋谷亘宏 下島一成

【バンド】滝和祥(guitars) 高井寿(guitars) 大桃俊樹(bass) 雨宮直人(drums) 松崎雄一(keyboards)

◆ONWARD presents 新感線☆RS『メタルマクベス』disc3 Produced by TBS
【公演時期】11月初旬開幕予定
【出演】
浦井健治 長澤まさみ/高杉真宙 柳下大/
峯村リエ 粟根まこと 右近健一/橋本じゅん/ラサール石井
礒野慎吾 吉田メタル 中谷さとみ 村木仁 冠徹弥 上川周作 小沢道成

伊藤結花 植竹奈津美 駒田圭佑 鈴木智久 鈴木奈苗 鈴木凌平
新納智子 早川紗代 本田裕子 山崎翔太 米花剛史 渡辺翔史
川原正嗣 藤家剛 工藤孝裕 菊地雄人 あきつ来野良 横田遼 北川裕貴 翁長卓

【バンド】岡崎司(guitars) 高井寿(guitars) 福井敏(bass) 松田翔(drums) 松崎雄一(keyboards)

【公式HP】
<disc1>http://www.tbs.co.jp/stagearound/metalmacbeth_disc1/
<disc2>http://www.tbs.co.jp/stagearound/metalmacbeth_disc2/
<disc3>http://www.tbs.co.jp/stagearound/metalmacbeth_disc3/
※公式サイトにてステージアラウンドFC無料会員登録受付中

【公式Facebook】@stagearoundtokyo
【公式Twitter】@STAGE_AROUND

※西岡徳馬の「徳」は旧漢字が正式表記
※山﨑翔太、松崎雄一の「崎」は、「大」の部分が「立」が正式表記
※高井寿のの「高」は「はしごだか」が正式表記

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