舞台『青の祓魔師』島根イルミナティ篇で北村諒「想像の上の上の上を」&宮崎秋人「ヤバイ作品に」

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舞台『青の祓魔師』島根イルミナティ篇が、2017年10月20日(金)に東京・Zeppブルーシアター六本木にて開幕した。今回でシリーズ4度目の舞台化となる本作は、加藤和恵により「ジャンプスクエア」(集英社)にて連載中の人気原作コミックスの10巻から15巻にあたるエピソードを描く。初日前には、公開ゲネプロと囲み会見が行われ、奥村燐役の北村諒、奥村雪男役の宮崎秋人、神木出雲役の大久保聡美、ルシフェル役の横田龍儀、外道院ミハエル役の原勇弥が登壇した。

舞台『青の祓魔師』島根イルミナティ篇舞台写真_2

舞台『青の祓魔師』島根イルミナティ篇舞台写真_4

会見では、まず北村が「完全新作となる今回は、きっと目が足りないのではと思います」と切り出すと、宮崎も「“ヤバイ”作品になるんじゃないかと思います。演出の西田大輔さんのアイデアが、スタッフさんはじめ、皆の力で実現しています」と自信を見せた。

舞台『青の祓魔師』島根イルミナティ篇舞台写真_6

本作から出雲役を演じる大久保は「このお二人(北村と宮崎)がいるだけで安心感、安定感があるので“ついていきます”という気持ち」と二人に敬意を表しつつ、「本当にスペクタクルな舞台です。お客様のハートを震わせられるように、がんばりたいと思います」と自身初の“青エク”の世界に向けて意気込んだ。

舞台『青の祓魔師』島根イルミナティ篇舞台写真_16

同じく“青エク”参加となる横田は「セットがすごく動きます」と注目点を挙げた。観てるお客様が驚いてしまうくらい(セットが)迫ってきたり、100人ぐらい出演しているんじゃないか・・・と思うぐらい、いろんなことが目まぐるしく変わっていきます」と、そのすごさを語った。

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思わず宮崎が「この格好ですごい真面目なことをしゃべるね!」とツッコむほど、特殊メイクで外道院ミハエルを見事に再現した原は「燐、雪男、出雲たちを追い詰めるルシフェル、外道院たち。その攻防戦にも注目していただければと思います。舞台の隅から隅まで楽しんください」と、丁寧に作品をアピール。

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また、東京公演の会場でなるZeppブルーシアター六本木は、11月で閉館を迎える。前作「京都紅蓮篇」も同劇場で上演したこともあり、北村は「“ブルーシアター”という名前に、勝手につながりを感じていました。またここで演じることができて嬉しいです」と感慨深い思いを明かした。宮崎も「なくなってしまうことは寂しく思いますが、皆さんの記憶に残る作品になるように、この板の上を楽しみたいです」と決意表明しつつ、「・・・個人的には、ブルーシアターの広いトイレが好きでした(笑)」とおどけて見せた。

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大久保と横田は、これが最初で最後の機会ということで「お客さんとして来ていた劇場に立てて嬉しいです。寂しいですが、(今回の公演に)すべての想いを詰め込みたいと思います」(大久保)、「広くて、おもしろい劇場だなと思っていました。最後かと思うと悲しさもありますが、それも思い出にして次につながるようにがんばっていきたいと思います」(横田)。2度目という原も「ステージから客席を見た時の景色がすごく好きでした。悔いのないように出し切りたいです」とコメントした。

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最後に、宮崎は「ぎりぎりまで悩んで、ぎりぎりまで粘って仕上げてきた舞台なので、絶対にお客様にものすごインパクトを与えられると思います。非常に団結力のある、強いカンパニーだと思うので、千秋楽まで勢いを止めずにいきたいと思います。ご期待ください」、北村は「観に来てくださる方の、想像の上の上の上を行くんじゃないかと思います。ぜひ楽しみに劇場へお越しいただき、そして、一緒に舞台を作っていただけたら幸せです」とメッセージを送った。

また、登壇者以外の出演者からもコメントが届いたので紹介する。

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◆山本一慶(勝呂竜士役)
本当に、やっとここまできたな!という気持ちでいっぱいです。新たに加わったメンバーと、すごいものが出来上がったなと思っています。今までの青エクの良さを最大限に出している舞台です!全力で走り抜けたいと思います。

◆才川コージ(志摩蓮造役)
チャレンジャー。今回のイルミナティ篇は僕にとって挑戦だと思っています!たくさんアクションもあるので、20公演突っ走れるように、稽古終わり毎日ランニングしていました!挑戦という壁を打ち壊して、最高な作品をお届けします!

◆土井裕斗(三輪子猫丸役)
京都紅蓮篇から1年とちょっと。再び大好きな子猫丸を演じられることに感謝の気持でいっぱいです。ありがとうございますッ!季節は秋になりましたが、昨年の夏と同様、劇場は熱いです。1公演、1公演、全力で神戸での千秋楽まで駆け抜けます!よろしくお願いします!

◆松岡里英(杜山しえみ役)
稽古を重ねていくにつれて、しえみちゃんが、「青の祓魔師」が、さらにさらに大好きになりました!!しえみちゃんって、本当に心が強くて相手の気持ちを素直に受け止められる優しい女の子なんですよね。そんなしえみちゃんの良さを余すことなく、毎公演毎公演大切に演じさせていただきます!!‬

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◆樋口裕太(宝ねむ役)
観に来てくださったファンの皆様が青エクの世界に引きずり込まれるような世界観になってると思います。セットの転換に注目して見てください!あとは、ねむが目を開けるシーンとパペットとの一体感を注目してください!

◆小槙まこ(朴朔子役)
優しくて、穏やかで、友達想いな朴ちゃんを、大事に演じさせていただきます。朴ちゃんは、皆と共に戦えないけれど、大好きな皆の無事を誰よりも祈り、そして、出雲ちゃんの一番の友達として、大きな存在でいられるようがんばります!よろしくお願いいたします!

◆稲村梓(親衛隊上官役)
稽古を重ねて、この作品がとっても好きになりました。観にきてくださる方が、もっともっとこの作品を好きになってくれるように、精一杯がんばりたいと思います。

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◆和泉宗兵(メフィスト・フェレス役)
まだアニメ化されていない「島根イルミナティ篇」の舞台化、演出・西田さんのイマジネーションによってものすごい世界観が出来上がったと思ってます。自分としても『青の祓魔師』ファンの皆さんの思いを裏切らないように、メフィスト・フェレスという役に向き合いました。稽古場で築き上げた情熱を、余すことなく劇場で皆さんにお届けします。

◆田中良子(神木玉雲役)
お稽古期間ずっと、皆笑ってました。世界をつくる過程はとても大変で、体力的にも楽な時間なんてなかったけど、本当に皆笑ってました。必ずおもしろくなる。言葉にしなくても全員がそう思っていたんだと思います。届きますように。青エク、最高です。

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物語の主軸となるのは、啓明結社イルミナティと、燐、雪男たちの戦いだが、物語序盤では七不思議を解明しようとする祓魔塾生たちや、にぎやかな学園祭のシーンからスタートする。そんなコミカルな学園の風景も、ルシフェル率いるイルミナティの出現により、豹変する。横田が言っていたように、「動かないものはない」と言ってもいいほど変化し舞台上の風景を動かす舞台装置。さらわれてしまう出雲の背負う運命、イルミナティ側についてしまう仲間の出現など、重厚な物語が息つく間もないほどのスピードで繰り広げられていく。

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舞台『青の祓魔師』島根イルミナティ篇は、10月29日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木にて、11月2日(木)から11月5日(日)まで兵庫・新神戸オリエンタル劇場にて上演。

なお、大千秋楽となる兵庫での11月5日(日)17:30公演が、ライブ配信されることが決定した。さらに、本作の模様を収めたBlu-ray&DVDが2018年3月28日(水)に発売されることも決定。それぞれの詳細は、以下のとおり。

◆舞台『青の祓魔師』島根イルミナティ篇 配信概要
【配信日時】
ライブ配信:11月5日(日)17:30配信開始
アンコール配信:11月9日(木)午後~11月12日(日)23:59
※ライブ配信購入者は追加料金なしでアンコール配信が視聴可能
【視聴料金】3,000円(税込)
【視聴期間】購入から5日間
【配信サイト】GYAO!特設サイト「ニゴステ(2.5次元ステージ)」
https://gyao.yahoo.co.jp/special/25stage/

◆舞台『青の祓魔師』島根イルミナティ篇Blu-ray&DVD
【発売日】2018年3月28日(水)
【価格】Blu-ray:8,800円+税、DVD:7,800円+税
【仕様】本編DISC2枚組(本編DISC+特典DISC)、三方背、デジケース仕様、特製ブックレットつき
【特典映像】バックステージ映像、メイキングなど
【発売】アニプレックス
【販売】ソニー・ミュージックマーケティング

※特典DISCが1枚多くついたアニメイト版も発売
【価格】Blu-ray:9,300円+税、DVD:8,300円+税

舞台『青の祓魔師』島根イルミナティ篇舞台写真_15

(C)2017 加藤和恵/集英社・舞台「青の祓魔師」プロジェクト

(取材・文/エンタステージ編集部、写真/オフィシャル支給)

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