北村諒&宮崎秋人“青き炎”で「舞台上の熱を実際に届ける」!舞台「青の祓魔師」京都紅蓮篇、開幕

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2016年8月5日(金)より東京・Zeppブルーシアター六本木にて舞台「青の祓魔師」京都紅蓮篇が開幕した。本作は、加藤和恵により「ジャンプSQ.」(集英社)にて連載中の人気漫画。2012年に初舞台化され、今回が3度目の舞台化となる。初日前に行われた囲み会見には、奥村燐役の北村諒、奥村雪男役の宮崎秋人、脚本・演出の西田大輔が登壇した。

舞台「青の祓魔師」京都紅蓮篇公開ゲネプロ_2

2度目の舞台化となる2014年版(舞台「青の祓魔師」青の焔 覚醒編/京都 不浄王編)も手掛けている西田は、「キャスト一新ということで、新しいこのメンバーと共に作る新しい作品になればいいなと思い、誠意を尽くしてきました。俳優たちが作品を愛し、そして自分に出来ること以上にがんばってくれたので、(舞台の)醍醐味溢れる舞台になったと思います」と自信を見せた。

舞台「青の祓魔師」京都紅蓮篇公開ゲネプロ_6

双子ながら、対照的な性格の兄弟を演じる北村と宮崎。二人について尋ねられた西田は、まず北村について「これまでも北村くんとは何度か舞台を一緒に作ってきましたが、僕の作品で主演してもらうのは初めてです。もともと真っ直ぐで一生懸命だったんですけど、そこに責任感が加わって、より大人に、より男前な心持ちで稽古に臨んでくれたなという印象があります」とその変化を語った。

一方、一緒に作品を作るのが初めてだという宮崎については「最初から失敗ありきで入ってはいけないと心意気がとても高く、最初からしっかりとしたものを提示しようという気概に溢れていました。本当にセンスがいい!これからの(演劇の)将来を担う、魅力的な俳優だと思います」とべた褒め。

舞台「青の祓魔師」京都紅蓮篇公開ゲネプロ_3

そんな西田の言葉を受けて北村が、本作で自身が立ち向かう“不浄王”になぞらえて「お客さんと同時に、我らの“不浄王”西田さんを本番でさらにびっくりさせたいと思っています!」と意気込むと、宮崎も「西田さんの理性をぶっ壊せたらなと思います。がんばります!」と続けた。

舞台「青の祓魔師」京都紅蓮篇公開ゲネプロ_5

また、それぞれの好きな見どころについて、北村は「雪男とのシーンもすごく大切だし、塾生のみんなと一つの敵に立ち向かっていこうとするシーンも好きです。いろいろある、たくさんある・・・全部(笑)!」と、天真爛漫に回答。

宮崎は、「めちゃめちゃかっこいい殺陣がついているので、期待してください」と雪男が操る二丁拳銃のアクションについて語りつつ、さらに「雪男の、黙っている瞬間を観てほしいですね。口を開くと心を閉ざして、その時その時に合った言葉を口にするのが雪男だと思うので。しゃべらずに行動している時が、雪男として一番素直な時間。ぜひそこに注目してください」と静かにアピールした。

舞台「青の祓魔師」京都紅蓮篇公開ゲネプロ_4

そして、宮崎は改めて「この『京都紅蓮篇』は来年からテレビアニメの新シリーズとして放送されますが、それに先駆けて舞台を作ることができて幸せです。リアルにしっかりと見せたいと思います」と意気込んだ。

北村が「すごく熱い物語になっていますので、実際に皆さんに、舞台上の熱をお届けできればいいなと思っています。“青い炎”が出てきますけど(実際には)熱くないんで・・・でも熱いので(笑)!楽しんでくださーい!!」と呼びかけると、すかさず宮崎が「・・・こんな頼りない兄さんを支えたいと思います!」と役さながらにフォローしていた。

舞台「青の祓魔師」京都紅蓮篇公開ゲネプロ_7

舞台「青の祓魔師」京都紅蓮篇公開ゲネプロ_8

本作で描かれるのは、原作コミックスの5巻から9巻にあたるエピソード。悪魔の王「魔神(サタン)」の血を引く奥村燐(北村)は、その弟であり祓魔師の雪男(宮崎)の指導のもと、正十字学園の祓魔塾で仲間たちと訓練に励んでいた。ある時、学園の最深部に封印されていた「不浄王の左目」が奪われてしまう。さらに、京都出張所に封印されている「不浄王の右目」も何者かの襲撃を受け、燐たちは増援部隊として京都へ向かうが・・・。

舞台「青の祓魔師」京都紅蓮篇公開ゲネプロ_9

舞台「青の祓魔師」京都紅蓮篇公開ゲネプロ_10

オープニングでは、祓魔師メフィスト・フェレス(鮎川太陽)が作品の中にぐっと引き込んでくれる。ファンタジックな世界観や派手なアクションはもちろん見どころだが、各キャラクターたちの人間関係も深い。燐と雪男のそれぞれが抱く想いや、勝呂竜士(山本一慶)や杜山しえみ(前田希美)らとの友情、燐と雪男と育ての親・藤本獅郎(唐橋充)、竜士とその父・勝呂達磨(光宣)の関係など、そこかしこに愛が潜む。また、映像とアナログな手法を合わせて舞台空間を何倍にも増幅させ、“青エク”の世界観を生み出していく演出にも注目だ。上演時間は約2時間50分を予定(途中休憩15分あり)。

舞台「青の祓魔師」京都紅蓮篇公開ゲネプロ_11

舞台「青の祓魔師」京都紅蓮篇は、8月5日(金)から8月14日(日)まで東京・Zepp ブルーシアター六本木にて上演。

(C)2016 加藤和恵/集英社・舞台「青の祓魔師」プロジェクト

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