2017年9月から10月にかけて東京と大阪で上演されるVOL.M『不届者』。そのアフタートークのスペシャルゲストとして、ゴールデンボンバーの喜矢武豊が登壇することが分かった。喜矢武が参加するのは、東京公演の9月28日(木)19:00公演。終演後、「VOL.M」丸尾丸一郎、松岡充と、「音楽と舞台」をテーマに特別対談が行われる予定だ。
「VOL.M」とは、劇団鹿殺しの丸尾と、俳優・SOPHIA/MICHAELのボーカリストとして活躍する松岡が「枠にとらわれない作品作り」を目指してタッグを組んだ新ユニット。第1弾となる本作では、暗殺を繰り返して八代将軍になった徳川吉宗と徳川宗春の死闘を描く。
出演者には、松岡、丸尾のほか、荒木宏文、谷山知宏(花組芝居)、小沢道成(虚構の劇団)、池田純矢、そして、劇団鹿殺しから橘輝、鷺沼恵美子、峰ゆとり、近藤茶、椙山さと美、オレノグラフィティが名を連ねている。
OFFICE SHIKA PRODUCE VOL.M『不届者』は、9月27日(水)から10月1日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて、10月13日(金)から10月15日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼにて上演される。
【あらすじ】
新之助は紀州藩藩主の四男として生まれたが、母は農民、育ちは卑しく、出世に縁が無い。「自分は何者なのか」と苛立ちを募らせるが、ある日、次男が幼くして死んでいるという噂を耳にする。満開の梅の下、新之助は胸騒ぎがした。
「他の兄たちもいつ死ぬか分からぬではないか・・・」
幼馴染の相棒・村垣左太夫と共に、薬学・暗殺術の研究に没頭していくようになる新之助。元服後は「徳川吉宗」と名乗り、いよいよ行動を開始する。
長男の紀州藩三代藩主を左太夫と共に暗殺したのを皮切りに、次々と兄弟たちを毒殺、吉宗は二十二歳で紀州藩五代藩主となる。すでに吉宗の目には、すべての人が敵に見えていた。
「恐怖から逃れるためには、一番上、江戸幕府の将軍になるしかない」
吉宗は、さらなる野望の炎を灯し始めた。
一方、徳川御三家の筆頭である尾張徳川藩では、吉宗のライバルとなる男が名乗りを上げていた。「徳川宗春」吉宗とは逆に派手な男で、人柄と気前の良さで尾張の民に人気があった。
将軍の地位をめぐり、吉宗と宗春は死闘を繰り広げることになる。
時空を超えた、不届者たちの不届きな舞台である。
【公式HP】http://vol-m.com/