2017年5月から6月にかけて、東京・東京芸術劇場 シアターウエストにて『クヒオ大佐の妻』の上演が決した。作・演出を手掛けるのは、『桐島、部活やめるってよ』(2012年公開)で第36回日本アカデミー賞最優秀監督賞、最優秀作品賞を受賞した映画監督の吉田大八。吉田が演劇作品を手掛けるのは、2013 年に本谷有希子の小説を舞台化した『ぬるい毒』以来。
吉田が題材に選んだのは、クヒオ大佐。クヒオ大佐とは、1970年代から1990年代にかけて「自分はアメリカ空軍パイロットで、カメハメハ大王やエリザベス女王の親類のジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐である」と偽った日本人で、実在した結婚詐欺師。吉田は2009年にも映画『クヒオ大佐』(堺雅人主演)として扱っている。今回は『クヒオ大佐の妻』として、映画とは違う新しい視点から捉え直した書き下ろし作品となる。
出演は、劇団ハイバイ主宰であり、『桐島、部活やめるってよ』でもその存在感を放っていた岩井秀人。今作の主役となるクヒオ大佐の「妻」役は、来月に発表予定とのこと。続報を楽しみに待とう。
舞台『クヒオ大佐の妻』は、2017年5月から6月にかけて東京・東京芸術劇場 シアターウエストにて上演される。チケットの一般発売は、2017年3月下旬を予定。