映像配信サービス「dTV」にて映像化され、月間視聴ランキング1位を獲得すると共に多くの注目を集めたオリジナルドラマ『裏切りの街』の劇場公開が決定した。脚本、監督を務めるのは、映画監督としても高い評価を受けている三浦大輔。この度、同作が劇場関係者の目に留まり、配信版に新たな編集を加えた劇場版として、東京・新宿武蔵野館で11月12日(土)から2週間限定公開される。
本作は、三浦が2010年に自身のオリジナル脚本・演出で上演した同名タイトルの舞台を、自らの手で映像化したもの。平凡な専業主婦と15歳年下のフリーターによる禁断の愛とその果てを描いている。
主人公のフリーター・菅原裕一役には、三浦作品の映画『愛の渦』や舞台『母に欲す』にも出演した池松壮亮。そして、相手の主婦・智子役には、舞台『禁断の裸体』に出演した寺島しのぶを起用。
公開について三浦は、「『裏切りの街』は、僕の舞台作品の中で最も映像化したかった作品です。それが実現でき、さらに劇場で公開されることになり、とても嬉しく思っています。まだ未見の方はもちろん、舞台作品をご覧になった方、dTVで視聴された方も、ぜひ、この貴重な機会に、スクリーンで『裏切りの街』を堪能してください。劇場でお待ちしております!」とコメントを寄せている。
【あらすじ】
人はなんとなく、人を裏切る。
同棲する彼女に小遣いをもらいながら怠慢な生活を続けるフリーターの菅原裕一(池松)と、穏やかな夫と専業主婦として平穏な日々を送る智子(寺島)。お互いのパートナーに対して特別な不満もない毎日。ただ何となく、はっきりとした目的もないまま出会い系サイトで偶然出会った二人は、意味のない逢瀬を重ねる。季節が変わり、二人の関係もすっかり惰性となったある日、とある出来事をきっかけに日常が揺らぎはじめる。それでも「選択」することを避け、現実から逃げて逃げて、ただただ流れに身を任せる二人は、今日も中央線沿いの街の中をぐるぐるとあてどなく彷徨う・・・。
『裏切りの街』は11月12日(土)から11月25日(金)まで東京・新宿武蔵野館にて2週間限定レイトショー公開される。