2016年8月19日(金)に、東京・東京芸術劇場 シアターイーストにて、『宮本武蔵(完全版)』が開幕した。本作は、劇団「五反田団」主宰・前田司郎の書き下ろしで、同劇団初の本格時代劇として初演されたもの。今回、再び前田が作・演出を務め、完全版として上演する。主演は山田裕貴(俳優集団D-BOYS)。山田は自身3度目の舞台挑戦で、初主演を務める。
初日を迎え、山田よりコメントが届いた。
◆山田裕貴(主演) まず、無事に初日を迎えられたことを嬉しく思います。前田さんの宮本武蔵は本当に繊細です。人斬りでひとりぼっちな宮本武蔵だからこそ、誰かと繋がっていたいと思う、すごく人間味のある武蔵です!演じる上ですごく難しい部分もありますが、お客様に楽しんでいただけるよう全身全霊で宮本武蔵を生きたいと思います。
人間くさく、等身大の若者として描かれる宮本武蔵と、不器用な登場人物たちのコミュニケーション不全、武士として生まれた者の命に対する葛藤が、笑いの中であぶり出される本作。前田が演出する脱力的な空間で、「伝説の剣豪」として世に名を知らしめた宮本武蔵が、 “本当の宮本武蔵は、こんなんだったのではないか?!”という姿を、山田が滑稽、かつ、熱く演じている。
共演は、佐々木小次郎役の矢崎広をはじめ、遠藤雄弥、金子岳憲、鮎川桃果、大山雄史(五反田団)、山村崇子、内田慈、志賀廣太郎。
『宮本武蔵(完全版)』は、8月19日(金)から8月29日(月)まで東京・東京芸術劇場 シアターイーストにて上演。