映画『シャーロック・ホームズ』シリーズのワトソン役で知られるジュード・ロウが、ロンドンのウェストエンドで上演される、ルキノ・ヴィスコンティ監督の伊映画『郵便配達は二度ベルを鳴らす』を舞台化した作品に出演することがわかった。米BROADWAY.COMが報じている。
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ジェームズ・M・ケインの小説をもとに、1942年に映画化された本作は、共謀して夫を殺した妻とその愛人の関係を描いた作品。無頼の青年ジノは、ガソリンスタンドとレストランを経営するパパダキスのもとで働き始める。パパダキスの若き妻ジョヴァンナに心惹かれたジノは、密かに彼女と逢引きを重ねるようになる。こうして、二人はパパダキスの殺害を企て、彼らの計画は成功したように見えたが・・・という愛人関係に陥った男女の悲劇が描かれる。
ジュードはジノ役を演じるとのことで、演出を手掛けるのは、6月に開催される第70回トニー賞にて『橋からの眺め』で演劇部門演出賞にノミネートされているイヴォ・ヴァン・ホーヴェ。ジュードはホーヴェと組むことについて、「『橋からの眺め』を見た時に、彼について良いことばかりを耳にしたよ。彼は、僕が一緒に仕事をしたいと思っていた人物なんだ」とコメント。
舞台『ハムレット』と『Indiscretions』でブロードウェイの舞台を踏んだジュードは、両作の演技により、トニー賞演劇部門主演男優賞に2度ノミネート。『シャーロック・ホームズ』シリーズの第3弾『Sherlock Holmes 3』の製作が発表され、ジュードが再びワトソン役でカムバックすることが期待されている。
ジュードが主演する『郵便配達は二度ベルを鳴らす』はバービカン・シアターにて、2017年4月19日(水)よりプレビュー公演が始まり、本公演は4月25日(火)から5月20(土)まで期間限定で上演される予定。