2016年2月13日(土)の全国公開が間近に迫る映画版『ライチ☆光クラブ』。公開に先駆け、2月1日(月)に主演の野村周平をはじめ、古川雄輝、中条あやみ、間宮祥太朗、池田純矢、松田凌、戸塚純貴、柾木玲弥、藤原季節、岡山天音、監督の内藤瑛亮による舞台挨拶付き先行上映会が実施された。会場には、当選確率20倍という超高倍率の中から選ばれた、約400人のファンが集結。
関連記事:野村周平、古川雄輝、間宮祥太朗など映画版『ライチ☆光クラブ』メンバー大集結!ミニ記者会見開催
舞台挨拶では、男性陣は全員黒を基調とした衣装、中条あやみは紅一点ならではの赤いドレスを纏って登場!「寒い中集まっていただき、本当にありがとうございます!」と野村が挨拶すると、古川は「おはよう、廃墟の恋人たちへ」と、演じたゼラ風の挨拶でファンサービス。続く間宮も「きゃはっ♪」とジャイボのセリフで場内を盛り上げた。
イベントでは、「マル○」「バツ×」の札を使って、撮影現場のエピソードを一同赤裸々に告白。本作は、2014年の年末に富士の麓にある本物の廃工場で撮影されたそうで、「こんな撮影は二度とごめんだ!と思うか?」という質問に、野村は“×”を挙げ、「どっちかっていうと〇かなって思ったんですが、きつい撮影がないとよい作品ってできないなと。みんなで寒い中を乗り越えたおかげで、本当に良い作品に仕上がったと思います」と振り返った。一方、中条は“〇”。「撮影自体は本当に楽しかったですけど、気温もマイナスになっている状況の中で、セーラー服でずっといたので、寒くて大変でした(笑)」と衣装による苦労で苦笑い。
続く「自分が演じたキャラクターと友達になれそう?」という質問に、古川は「個人的にしっかり話せば、意外と良い奴なんじゃないかなと。一緒にチェスなどしたいです(〇)」、間宮は「友達にはなれませんね。彼をみると、愛情のもつれほど怖いものはないなと感じました(×)」と答え、それぞれの立場から役どころを分析していた。
また、撮影現場に中条が来るまでは、男性ばかりの現場だったため、雷蔵役の松田はかなりちやほやされていたそう。「うっかり雷蔵をかわいい!と思ってしまったことがあるか?」という問いには、岡山以外全員〇。松田は「岡山くん以外全員〇で、照れちゃいますね!撮影中は無法地帯で、セクハラが絶えなかったんですよ(笑)」と自信を見せたが、野村からは「中条さんが来てからは、“メイク濃いな!”とか普通に思ってたよ」とつっこみが入っていた。ちなみに、唯一“×”を挙げた岡山は「僕はジャイボ(間宮)派」とのこと。
関連記事:映画版『ライチ☆光クラブ』、原作の世界観を忠実に表現した場面写真が公開
ゼラとジャイボの妖艶なシーンが話題になっているが、古川は「普通のシーンとそれほど変わらない(気持ち)で臨んでいました。ラブシーンは過去にもやった経験もあるので、それが異性から同性になっただけであって」と飄々と語ると、間宮は「今、古川くんの本心を知って大変残念です(笑)。“あのシーン”は特に打ち合わせしないまま、現場で生まれた生々しいシーンに仕上がったので」と古川の反応に惜しみつつ、観客の反応を楽しみにしていた。
最後に、古川は「ライチの世界観を味わいに、何度でも劇場に足を運びにきていただけると嬉しいです」と作品をアピールし、野村は「残酷なシーンもあるので、少しだけ覚悟してきてもらえればと思いますが、ちょっと考えさせるところもあって、何回も観て損のない、良い映画になっているかと思います。気に入っていただき、お友達に広めていただけると嬉しいです」と呼びかけた。
劇中に登場するライチ酒を想起させるライチジュースで「ライチ、ラライチ、ララライチ!」の掛け声とともに乾杯で締めくくり、終始、歓声と笑いに包まれたイベントは終了した。映画『ライチ☆光クラブ』は、いよいよ2016年2月13日(土)より新宿バルト9ほか全国ロードショー。