来月発表される第88回アカデミー賞にて、『キャロル』の演技で主演女優賞にノミネートされているケイト・ブランシェット。今までに、同賞に2度輝いた経歴を持つ演技派のケイトが、舞台『The Present』でブロードウェイデビューを飾ることが明らかとなった。米BROADWAY.COMが報じている。
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ロシアを代表する劇作家アントン・チェーホフによる戯曲『Platonov』を、ケイトの夫アンドリュー・アプトンが脚色する『The Present』は、時代設定が1900年代初頭から1990年代に変更されている。未亡人のアンナ・ペトロフナの誕生日に、彼女の友人ミカエル・プラトノフと彼の妻がお祝いに駆け付ける。表向きは穏やかな様子の三人だが、次第にピリピリとした空気が漂い、彼らの複雑な人間関係や呵責が浮き彫りになっていく・・・。
本作は昨年、シドニー・シアター・カンパニー製作によりオーストラリアで上演され、ケイトはアンナ役で出演。ミカエル役は、映画『ヴァン・ヘルシング』や『ムーラン・ルージュ』などに出演しているリチャード・ロクスバーグが扮し、ブロードウェイ版にも続投することが決定している。
ついに、ブロードウェイデビューを果たすこととなるケイトは、今までにロンドンとニューヨークの舞台に出演した経験があり、『欲望という名の電車』や『The Maids』、『ワーニャ伯父さん』などの作品で舞台を踏んでいる。
『The Present』は今秋の開幕が予定されているが、現時点では、劇場や詳しい公演日程などは未定だ。