遼河はるひ、野呂佳代ら大人キャストも登場!『アニー』 懐かしさと初々しさ溢れる制作発表

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2016年4月に上演される、ミュージカル『アニー』。その制作発表が1月28日(木)に都内にて行われ、アニー役を演じる河内桃子、池田葵のほか、子役キャストと大人役メインキャストの遼河はるひ、大口兼悟、野呂佳代、三田村邦彦、木村花代が登壇。登壇者全員による代表曲「トゥモロー」の生披露で会場を沸かした。

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『アニー』は元々「ザ・リトル・オーファン・アニー(小さな孤児アニー)」という漫画で、ニューヨーク・デイリー・ニューズに連載されていた。その後、1976年に演出家のマーティン・チャーニンによってミュージカル化。アメリカ演劇界最高の賞といわれるトニー賞でも作品賞をはじめとする7部門を受賞するなど、ミュージカル史に燦然と輝く名作となった。

日本でも、日本テレビ主催で1986年からスタートし、初演から昨年で30周年を迎え、全国で約163万人もの人たちに深い感動を与えた本作は、まさに国民的ミュージカルとして不動の地位を確立。また、毎年特に注目を集めるのはアニー役を演じるWキャストの子役だ。オーディションの舞台裏を記録したテレビ番組などでも本作を知る人は多いだろう。

『アニー』制作発表_2

制作発表会では見事 約9,000人の応募者の中からアニー役を射止めた河内桃子と池田葵が、クルクルの赤毛に赤いワンピース姿で登場。カメラに満面の笑みを向け、アニーの無邪気な姿を印象づけた。どんなアニーになりたいか?という聞かれると、河内は「天真爛漫で前向きなアニーにしていきたいです!」、池田は「前向きで希望を与えるアニーになりたいです!」とそれぞれ、元気いっぱいに答えた。

テレビでも躍進を続ける遼河は、2009年の宝塚歌劇団退団後、ミュージカルの出演は約7年ぶりとなる。アニーをいじめるミス・ハニガンの役どころについて、「ハニガンの怖さだけではなく、孤独な面を深めてキュートな人間性も表現したい」とコメント。

『アニー』制作発表_3

ルースター役の大口は、役に関して「普段から演じる役は7、8割は悪役なので(笑)。ルースターをそのまま作り上げます」と苦笑いだったが、池田に「『烈車戦隊トッキュウジャー』(テレビ朝日)でゼット役を演じていたのを観てました!」と声をかけられ、思わず顔をほころばせた(しかし、ゼットも敵役)。

リリー役を演じる元AKB48、SDN48の野呂佳代は、二人のアニーに対して「いつもオーディション番組を見ていて、感動しています。一緒に居られて・・・本当、恐縮です(笑)」と笑いを誘った。

そして一昨年、昨年と大富豪ウォーバックス役を演じ好評を博し、今回も続投する三田村は「本と作品が素晴らしいので、僕らは何もしなくても感動していただけるはず」と作品の魅力を語ったが、歌にはちょっと自信がないと前置きをした上で「長年のボイトレによって、最近飛躍的にうまくなったんです」と新たな見どころをアピールした。

こちらも昨年に引き続きグレース役を演じる木村は「ここまで完成されたミュージカルはないと思います!昨年、子どもたちと過ごした半年間は私にとって宝物」と熱い想いを語った。

『アニー』制作発表_4

会見の最後に代表曲「トゥモロー」の合唱が始まると、曲の懐かしさと新キャストの初々しさが感じられた。また、フォトセッションの最後には、野呂が“三人目のアニー”としてアニーの格好で突如登場し会場を沸かせる一幕も!新アニー、新キャストが加わった、2016年版の新たな『アニー』が誕生する。

『ア二ー』制作発表_6

ミュージカル『アニー』は、2016年4月23日(土)から5月9日(月)まで東京・新国立劇場 中ホールにて上演される。

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