2016年夏、ナイロン100℃主宰のケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)×劇団☆新感線の古田新太による企画舞台の第三弾が上演されることが決定し、全キャストが発表になった。2007 年上演『犯さん哉』、2011年上演『奥様お尻をどうぞ』と、デタラメナンセンスコメディを上演し、演劇界にカウンターパンチをくらわせた衝撃シリーズの最新作だ。
関連記事:日本初演『8月の家族たち August: Osage County』ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出で上演決定
出演は、古田に加え、大倉孝二、入江雅人、八十田勇一、犬山 イヌコ、山西惇ら”KERA×古田組”のおなじみ俳優陣が集結。そして、2013年『鉈切り丸』で舞台デビューを果たし、映画『罪とか罰とか』ドラマ『怪奇恋愛作戦』といった映像作品でKERAとのバツグンの相性を発揮した成海璃子、2015年劇団☆新感線35周年 オールスターチャンピオンまつり『五右衛門vs轟天』で古田新太と共演し、その身体能力と演技力を見せつけた賀来賢人が、この強者達の座組みに参加する。
今回の新作公演に際し、座長の古田は「5年ぶりのフルケラ、レギュラーメンバーも大倉以外はだいたい50オーバーです。古くなった元若者の悪ふざけ、お楽しみに。賢人、璃子ちゃん、ついてこいよ。ついて来れたら人生豊かになるぞ」と初参加の二人にエールを送っている。
また、KERAの舞台作品初出演となる成海は 「KERAさんと舞台でご一緒するのは初めてなので、今回のお話を頂いた時からずっと楽しみしていました。ワクワクするのと同時に緊張していますが、必死で先輩方についていこうと思います!」とコメントを寄せた。
そして賀来は「待望のKERAさんの作品に参加できて嬉しいです。古田さんとKERAさんの作る笑いを稽古場で見るのが本当に楽しみですが、非常に怖いです(笑)古田さんに、意味がないセリフが多すぎて覚えるの大変だよ、と言われました。意味のないセリフを覚えるのをがんばります」と、この変化球企画に対する気合いを見せた。
2011年上演『奥様お尻をどうぞ』
公演日程は、2016年7月から8月にかけて東京・本多劇場にて、8月から9月にかけて福岡、大阪、新潟公演が予定されている。東京公演のチケット一般発売は、2016年5月を予定。
撮影:引地信彦