稲垣吾郎が、ベードーベンの半生を演じる舞台『No.9-不滅の旋律-』が、2015年10月10日(土)より東京・赤坂ACTシアターで上演される。公演に先立って10月9日(金)に囲み取材とゲネプロが行われ、稲垣のほか、大島優子、高岡早紀、マイコが登壇、作品への熱い思いを語った。
関連記事:「SMAPの中では一番変人」稲垣吾郎が天才作曲家ベートーベンに挑戦!舞台『No.9-不滅の旋律-』製作発表会
本作は、数々の名曲を生み出した恐るべき天才ベートーベンが聴覚を失ってから、最後の交響曲「第九番」を生み出すまで、作曲家として、人間として、どのような劇的な半生を送ったのかを綴る物語。
演出を白井晃、脚本を劇団☆新感線の中島かずき、音楽監督を三宅純が担当する。
ゆるいパーマのかかった長髪とヒゲをたくわえた姿で登場した稲垣は、自身のベートーベンという役柄を「普通の人間の肉体ではおさまりきれないエネルギーを持った人間なので、いろんな感情を持っていて、それが音楽となって現れている」と説明する。
さらに稲垣は、今回の役を演じるに当たって、ベートーベンについて書かれた本を読んだり、映画を観たりして役作りをしたことを明かしたが、それに加え、演出の白井との話し合いを持ったという。稲垣は、そのときを「学校の先生の授業のようだった」と振り返った。
また、本作が初舞台となる大島は、「お客さんが入ったらどういう風になるのかというのは想像しないようにしています。(お客さんが)一人一人(観ている)目というのを考えちゃうとすごい緊張しちゃいそうなので、今は考えないようにしています」と、初日を迎える素直な心情を明かした。
本作では、稲垣が見せるラブシーンにも注目が集まる。この日のゲネプロでも熱情的なシーンが公開、艶やかで、美しいシーンに仕上がっていた。
そんなラブシーンについて尋ねられた稲垣は、お相手については「お楽しみ」とにごしたものの、「結構、ベートーベンやります!」と宣言。そして、「人間のあらゆる感情をマックスに持っている人なので、女性に対してもすごく情熱的ですし、なかなかのラブシーンだと思います」と自信をのぞかせる。
報道陣から「プライベートでもないくらい(激しい)?」と聞かれると、「プライベートではあるんじゃないですか」とアイドルらしからぬ発言をポロッと漏らす場面もあった。
舞台『No.9-不滅の旋律-』は、10月10日(土)~25日(日)に赤坂ACTシアター、10月31日(土)~11月3日(火・祝)に大阪・オリックス劇場、11月13日(金)~14日(日)に北九州芸術劇場大ホールで上演。