大人気ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』で勝気な弁護士ミランダ・ホッブス役を演じ、ブレイクしたシンシア・ニクソン。彼女が演出するはずだったオフブロードウェイの舞台『MotherStruck!』の上演が、キャンセルされたこと明らかとなった。
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同性愛者で社会活動家でもあるステイシーアン・チンによる『MotherStruck!』は、社会保険を持っていないが、子どもが欲しいというチンの個人的な経験を綴った作品。彼女のユニークな視点で描かれる一人芝居は、画期的な舞台となるはずだった。もともと本作は、カルチャー・プロジェクツ・リン・レッドグレイブ・シアターにて、9月24日(木)よりプレビュー公演が開始する予定だったが、上演の目途が立たず無期限延期となっているとのこと。カルチャー・プロジェクツの芸術監督アラン・バックマンは、「現時点では、『MotherStruck!』をプロデュースするために必要な予算がないのです」とコメントを発表し、経済的な問題でキャンセルとなったことを明かしている。
近年、主な活動の場を舞台に移しているシンシアは、2014年に、ブロードウェイの舞台『The Real Thing』でユアン・マクレガーと夫婦役で共演。また2015年初旬には、オフブロードウェイの舞台『Rasheeda Speaking』の演出を手掛け、11月にもシンシア演出による演劇『Steve』が、ロムラス・リニー・コートヤード劇場にてプレビュー公演が開始する予定だ。