30代女性の恋愛模様を赤裸々に描いて、世界中で大旋風を巻き起こしたドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』(以下『SATC』)。本作で、弁護士ミランダ役を演じたシンシア・ニクソンが演出する喜劇『Steve』に、同じく『SATC』出身のマリオ・カントーネが出演することが明らかとなった。米BROADWAY.COMが伝えている。
関連記事:『SATC』シンシア・ニクソン、ブロードウェイの喜劇『Steve』を演出することに!
『SATC』では、クリスティン・デイヴィス扮するシャーロットのゲイ・ベストフレンドを演じていたマリオ。『Steve』の主人公は、ブロードウェイのコーラスボーイを目指していたが、夢を諦めて専業主夫になったスティーヴン。そんな彼がある日、14年来のパートナーであるステファンが、浮気をしているのではないかと疑いを抱き始める。さらに、癌に侵された親友のことや今までの自分の人生を振り返り、思い悩むようになる…というストーリー。
マリオがどの役を演じるのか詳細は明らかになっていないが、彼の実生活のパートナーで、作詞家・作曲家としても活躍するジェリー・ディクソンが共演するとのこと。シンシアと『SATC』以来、初めて一緒に仕事をすることとなるマリオは、今までにブロードウェイの一人舞台『Laugh Whore』(2005年)に出演。この作品では、パートナーのジェリーが楽曲を手掛けている。このほかマリオは、『テンペスト』や『Assassins』などの演劇で舞台を踏み、ジェリーは『イフ/ゼン』に俳優として出演。二人ともに、TV界と演劇界を又にかけて活躍している。
マリオとシンシアの久々のリユニオンが実現する『Steve』を製作するのは、ニュー・グループ・プロダクション。マーク・ジェラード脚本によるホロ苦いテイストの喜劇は、ロムラス・リニー・コートヤード劇場にて、2015年11月よりプレビュー公演が開始する予定。